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森田芳光監督は、年代事に見ると

80年代は、デビュー作の
「のようなもの」1981年

日活ロマンポルノで「家族ゲーム」の前に
「マル秘噂のストリッパー」(未見)

「ピンクカット太く愛して長く愛して」こちらは、パトリスルコントの「髪結の亭主」よりはやい床屋のラブミュージカル作品。
ロマンポルノなのに歌ったりします、斬新で明るい作品だったような気がします。面白かった。


から89年「愛と平成の色男」
十年で13本監督。

そして第2期とも取れる

新しい作風期だともいえる
いち早くネットムービーを作りぱくられまくった
傑作「ハル」

に始まり
サスペンス映画に新風の森田サスペンスに挑戦した森サス3部作
「39」
「黒い家」
「模倣犯」(2002年)

脚本提供や「バカヤロー」シリーズの提供をしながら

90年代は、ミステリーサイコサスペンスに傾倒し

素晴らしい転身をはかります。

ここらへんの変貌ぶりは、やはり凄いなぁと。

明らかに違うなぁと

そして

非難ごうごうだった「模倣犯」から

不遇の時代に入ります

「間宮兄弟」以外はかなりの低迷期間

私は「わたし出すわ」を見てやっぱりなんかあったなぁと思ってたんですよね。

わたし出すわは、脚本がおかしくと見ながら思ってました。

が、森田監督は、近年
C型肝炎を患っていた事を知り、やっぱり納得もしたんですね。

「わたし出すわ」のラストは、まさしく森田監督自身が横たわっていたのかさえ思っちゃいます。

「椿三十浪」のこれまた勇断なリメイク

「海猫」の演技の批判
「サウスバウンド」 未見

そして初時代劇でヒット作品「武士の家計簿」

遺作でオリジナル脚本でやはり原点回帰作品だと思われる


「A列車で行こう」は、森田作品の電車作品

実は
森田作品の8ミリ作品で

「水蒸気急行」という
電車作品がありまして
これが核になっていると踏んでいます。とっても楽しみ!


森田監督は、
基本的に

原作映画化 作家であり、「家族ゲーム」から「キッチン」「サウスバウンド」

八十年代から見られる

オリジナル脚本映画が成功する作家
「のようなもの」
「ハル」
「A列車でいこう」

2つの流れがあるかなと。
とりわけ
「それから」以後

「ハル」以後

「椿三十浪」以後

と個人的に文脈が変わってくると思ってます。作風も変化しています。

それからまでは、
独特な言語センス

意図的な編集センス「森田間」

が顕著に映画を引っ張ってきたかなと。

私はこの編集に力強く心奪われていたんだと思います。

そして
かつてないほどの失敗作も森田監督は、とりあげている監督だなと。

今見ると逆に笑える

とんでもないスーパーマリオ映画とんねるずの「そろばんずく」非難ごうごうです。

それから中井君のスキャーナーズ的解決で劇場騒然「模倣犯」

そして織田ミーツ黒澤
「椿三十浪」

他速すぎたリメイク「キッチン」

「わたし出すわ」のわけのわからなさは、なかなかの作品、あっためすぎたのか、いや私はこれは、体調不良だったんし゛ゃないのかなとかなり思います。

「海猫」の 伊藤みさき
等等

かなりの失敗作というものを果敢にとりあげているんですね。


私はある意味多ジャンルに挑戦した日本映画の監督であったと

そしてそのジャンルというか
映画化の中でも

その挑戦が許された貴重な作家だと思ってます。

普通失敗作作ったら、次作れないもんなんです。

ぜひ森田芳光の「それから」より前の作品をみてもらいですね、

全然作風違いますんで。
予算が違うというのが一番ですが。

続く