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星5つ
ダーレンのネイキッドスワン

FOXサーチライトピクチャー提供、ベネチア映画祭コンペティション部門出品。アカデミー主演女優賞受賞。監督ダーレンアロノフスキー。

お気に入り映画監督ダーレンアロノフスキー。
怒涛のヒップホップモンタージュで麻薬に犯される体感ムービーを作った「レクイエムフォードリーム」

そのまんまミッキーロークがメッセージ「レスラー」の男の戻るべき破壊場所

ダーレンアロノフスキー監督は、個人の内的な心象風景を追求する映像作家であります!

本作「ブラックスワン」も見事オスカー受賞、上映1カ月前ぐらいから看板ポスターが張り出され気合いの証拠!

ジョニデの「進めパイレーツ」先行上映の鬼込みをかき分けレイト鑑賞いたしました。

いわゆるバックステージ物語であります。

なんで、男性の方はあまり、ピンとこないかもしれません。女性の方のほうが入りやすいのかも?

作品系譜的には、
ハリウッド女優物の「イブの総て」「サンセット大通り」やカサヴェテスの「オープニングナイト」を想起します。

芸術、色恋、セックスピュアに絡むあるバレリーナの物語でございます、どこまでもナタリー個人的な主体的な視点で物語は進みます。

なんで、芸術とか内幕物に興味ないと、全然つまんないっというのは、ありうるかなと思います。

イヤーナタリー萌のマンで、映画や芸術家バックステージ物大好きな自分でございます。

古くは劇場でリュックヴェッソンの「レオン」からのお付き合いのナタリーポートマン!

ナタリーファンは、マスト劇場直行の必見演技でございます!

物語は、バレリーナナタリー。熾烈な主役争いに揉まれるナタリー。次第に練習とプレッシャーに踊りも現実も歪んできます!

果たしてブラックスワンの踊りの変化はいかなることやら?
素晴らしいナタリーの裸同然の表情!

ナタリーの変わりようが、本作のミステリーと深刻な悩みをよりいっそう深めていきます。

ナタリーの鏡にうつるそのやせこけたネイキッドフェイス、必見!

まあぶっちゃけますと、チラシで
ん?ヴァンサンカッセル!野獣的な

ん?ミラクニスの魅惑の表情

ブラックホワイト

とチラシで見て正直物語だいたい想像ついたんですよね、なんとなく!

まあみすすめると、なんとなーく想定内!だったんですが、

とにかくナタリーのみだれっぷり

ダーレンアロノフスキーの細かなナタリーによる撮影

ダーレン必殺技の肩越しに追いかけるステェディカムウォークショットは、「レスラー」に継いでまた登場!
本作のラストはダーレンアロノフスキーの独壇場であります!

私はうすら黒い寒い気持ちの興奮を怒号のようなバレー音楽に乗り、ざわざわとさぶいぼったのでありました(衝天)

さああなたも素晴らしきしろとくろのダンス

ナタリーダーレンのネイキッドダンスを是非苦しみながらお楽しみください!ブラックな闇に包まれてください!

私的に2011洋画ナンバーワンです(今んとこ)

鑑賞後のクレジットに入るときの気持ち悪いんだけどへんな良さが素晴らしい余韻でございました!

さすがダーレン!

勿論そこにか弱きナタリーの演技無しに本作はありえません!

追伸「レオン」の彼女じゃないんだよなー!