1991年作品、主演製作ジェットリー。脚本監督ゴードンチャン。
ブルースリーの「ドラゴン怒りの鉄拳」のリメイク。音楽ジョセフクー。友レビさんのレコメン、ブルースリー本にて学習済み。リーリンチェイことジェットリー。すでにジャッキー同様世界進出済み。「少林寺」のみしか鑑賞したことありません。ジェットリーは、すでに「リーサルウェポン4」や「ロミオマストダイ」など普通に娯楽作品に出演。「ジェットリーのファイトシーンってどんなんだっけ?」と思い鑑賞です。
イヤージェットリーの蹴りがはやいっ、そして、ガチで当たってるのが良いです。あと関節をボキバキ折るセガール級のアクションも逐一挟み込んでいきます。気持ち良い。
あと本作新しいリメイクとして素晴らしい脚色がありました。製作にジェットリー自身入っているせいか、とっても細かい部分が変わっていて感心します。
日本人を好意的に描く描写、倉田保昭さんの存在。本来なら主役のジェットリーがなぎ倒す存在の拳の達人倉田さん。そこをジェットリー、リスペクトしあう対決を行います、胸を貸したみたいなぁ、日本人でジェットリーと拳を交える、さすが倉田さんです。あとなぜか、中山忍さんがジェットリーの恋人役でしなやかに存在。当初は内田有紀さんだったようです。
また、ジェットリーが日本に留学しているという理由からか度々黒い学生服を着ております。しかも学生服キツキツで戦う。ブルースリーのように裸には決してならない、それは、ジェットリーの頑なこだわりにも学生服が主張しているように見えました。
勿論ジェットリーのファイトシーンが素晴らしいのは、言うまでもありません。ブルースリーを意識したフットワークを尊敬戦闘しています、必見。演舞指導にすでに世界のユアンウエーピンが手がけてます。がちの打ち合いにこだわったファイト、また、ベルトを使った戦闘シーンも披露してます。ワイヤーワークやふっとばしは、代役の方だそうです。勇ましい両手の上げ具合で決めポーズも披露してます。
ラストはリーの「怒りの鉄拳」に比べて、ひとひねり加えたラストで納得しました。リーの場合かなり、ニューシネマヨロシクの怒り爆裂なラストなんですが(滅茶苦茶格好良いラスト)、本作の脚色はなるほどなるほどと頷くラストに仕上がっています。
その後ジェットリーは、ワーナー提供「スピリット」で本作でキーとなる殺されたカンフーのおっしょうさんをジェットリー自ら演じています。おそらく本作の実在した道場「精武門」にかなり強い思い入れがあるんじゃないかと思います。完全にこだわりですよね。役を演じ続けようとする意志。
音楽のジョセフクーの捻りを加えたサウンドも良かったなぁ。
さあジェットリーが挑む道場「精武門」の行方はいかに?
ジェットリーのガチンコなファイトシーンを是非!ジェットリーが好きになりました。
星5つ