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自分にとって市川準監督の処女作「BUSU」は大好きな作品です。かれこれ五、六回は見ています。そう何かと相撲ラインで報道にのる内館牧子さん脚本。今考えるとすっかりのぼせてしまっただけなのかもしれませんが、プロダクション、アミューズさんのアミューズシネマシティさんの製作。音楽は原由子さん、サザンキーボード、原ぼうさんです。くわしくわ再見レビューしますが、いやー何度見てもいい映画はいい!何が良いッて富田靖子さんの表情の素晴らしさ!同性女性の方からみたら「何よ!」と反感もたれるかもしれません。しかしこの映画で既に市川準監督の「少女目線」の作家として素晴らしい映画になっていることがわかりました。麦子こと富田さんの多くを語らない表情、百面相のような顔が素晴らしいんです。台詞も少なめ、森田芳光の「ハル」か本作かというぐらい主人公の台詞が少ない映画です。あと再見して気づいたのが、撮影に田村正毅さんが加わっていました。どおりで素晴らしいわけです。物語は問題児っぽい麦子こと富田さんが、地方から芸者の道へ
東京に転校して学校生活をおくるお話。ファッション、雰囲気はもろ古い八十年代ですが、ここに映る麦子のまさしく「ブスッと」した表情のマイナス加減が雄弁に語られています。台詞でなく、顔面の女優さんの映画です。まあ、アイドル映画じゃね?といわれればそれまでなんですが、実は市川マジックが効いていた素晴らしい映画でした。再発したDVDがビデオ屋に入荷していたので買う前に再鑑賞となりました。添付写真は富田さんです!可愛い!