Behringer Crave には Sample & Hold | みいちゃんといっしょ

みいちゃんといっしょ

みいちゃん と みいちゃんのパパの日記

Behringer Crave には Sample & Hold の機能がありません。そこで、これを何とかパッチングでできないか、研究していたのですが、

Youtubeに、Moog Mother 32 で S&H を 行う Tutorial の動画が載っていました。 

Crave は、Moog Mother 32 のクローンなのですから、このとおりやれば、S&H が可能なはずです。

Moog Mother 32 S&H Tutorial

 ところが、動画を見ながら、同じようにパッチングしても、うまくいきません。

そこで、Crave のチュートリアルを兼ねて、この動画の分析とパッチングの機能を研究してみます。

①EXT AUDIO にパッチケーブルを差します。接続先はありません。

  このインプットにケーブルを接続すると、〔MIX〕ノブのセンター位置から右側に内部接続されているノイズの代わりに外部オーディオが〔MIX〕ノブに入り、VCOからのオーディオ信号とのミックスができます。

②〔MIX〕ノブを右(EXT/NOISE)側いっぱいに回します。

 これで、VCOからの信号は聞こえなくなります。

③RESONANCE を右いっぱいに回し、FILTERを自己発振させます。VCF MODE スイッチを LO(Lowpass)にしたうえ、CUTOFFノブを60%にすると、自己発振した音が聞こえ、FILTER をオシレーターとして利用できます。

④VCF の MOD SORCE スイッチをLFO にして、LFO でモジュレートします。

  VCF MOD ノブを10%に回し、LFO RATEノブを40%に、LFO SHAPE スイッチをSQUERE にすると、RESONANCE の自己発振音がLFOでモジュレートされてピコピコと鳴るようになります。

⑤LFO SQ 出力(Crave では LFO SQU)からLFO RATE入力 にパッチングします。

 LFO SQ 出力からは、LFOの矩形波が出力(±5V)で出力されていますから、LFO RATE入力 にパッチングしたということは、LFOの周期をLFOの矩形波のCVでコントロールするということになります。 

 このインプットに入った信号は、〔LFORATE〕ノブの設定に加算されます。(〔LFO RATE〕ノブがセンター位置にセットされている場合、-5V〜5VのCVでLFOの周期が約0.18Hz〜90Hzの範囲で変化。また、LFO周期の最高値は約600Hz )。

⑥LFO SQU 出力に差してあったパッチコードをMULT 1(CraveではMULTIPLEの左)出力に差し替えます。

LFO SQU 出力からMULT入力(Crave のMULTIPLE 入力)にパッチングします。

 MULT 1 (MULTIPLE)出力は、〔MULT〕入力に入った信号(バッファ済み)をそのまま出力しますので、
 結局、信号の流れは、 LFO SQU 出力→MULTPLE入力→MULTIPLE 左出力→LFO RATE入力という信号の流れになります。

⑦MULT 2 出力(CraveではMULTIPLEの右)から VCO LIN FM(CRAVE では OSC FM)入力にパッチングします。

 LFO SQU 出力→MULT入力→MULTIPLE 右出力→VCO LIN FM(CRAVE では OSC FM)入力という信号の流れになります。

 VCO LIN FM 入力(OSC FM) は VCO(オシレーター)にリニア・フリケンシー・モジュレーション(周波数モジュレーション)をかける際に使用する入力なので、MULTIPLE入力に入って、MULTIPLE 右出力から出てきた、LFOの矩形波のCVでVCOのピッチをコントロールすることになります。

 VCOから信号が来ていれば(②〔MIX〕ノブを右(EXT/NOISE)側いっぱいに回していますので、現在VCOからの信号は聞こえなくなっています)、ピコピコという音がしているはずです。

⑧VCO SAW 出力(CraveではOSC SAW)から MIX2入力 にパッチング。

 VCO SAW 出力はVCOのノコギリ波の出力です(±5V)。

  MIX2 入力は、内部でVC MIX に接続しています。
〔MIX 2〕インプットは+5Vの電圧と、〔VC MIX〕ノブのセンター位置から右側と内部的に接続されています。

⑨VC MIX から VCF CUTOFF にパッチング。

〔VC MIX〕アウトプットは、VCミキサーの役割をしています。MIX 1とMIX 2を〔VC MIX〕ノブの設定と、〔VC MIX CTRL〕インプットに接続したCVなどをミックスした出力です(±5V)。

〔VCF CUTOFF〕インプットは、VCFのカットオフ・フリケンシーをCVで制御する際に使用します。このインプットに入ったCVは、〔CUTOFF〕ノブの設定に加算されます。(例えば〔CUTOFF〕ノブがセンター位置で、〔VCF MOD AMOUNT〕ノブが左に回し切ったオフの状態で、CVの-5V〜5Vでカットオフ・フリケンシーが20Hz〜0kHzの範囲で変化します。)

 従って、信号の流れは、VCO SAW 出力→MIX2入力→VC MIXノブの設定→VCF CUTOFF

となりますから、

 ⑦でLFOの矩形波のCVでVCOのピッチをコントロールされたVCO の鋸波の波形でVCFのカットオフ・フリケンシーをコントロールしており、20Hz〜0kHzの範囲で矩形波で変調された鋸状波で変化していることになります。

⑩Youtube の 画像では、ここで、VCF MOD AMOUNT ノブを左に回し切ってオフにし、VC MIX ノブを中央にしています。

LFO RATE で、スピードを調整しています。

しかし、Crave では、いろいろとつまみをいじってみましたが、S&Hの効果は出ませんでした。

VCOのFREQUENCYノブとVCFのCUTOFFノブを動かすと、その組み合わせ次第で、それっぽい音が出るときがあるのですが、とてもS&Hとは言えません。