前回買った、Jennifer Warnes の 「The Hunter」が評判通り、素晴らしい曲と録音だったので、これに味を占めて、Jennifer の最近出たアルバムを買うことにしました。
「The Well」 です。
最近と言っても、2001年に発売され、既に廃盤になってしまっていて、その後、何回か、再販されたり、レコード化、SACD化されたりして、現在入手しようと思うと、プレミア価格になっているような状況です。
ところが、アメリカからの輸入盤は、定価で売っているような感じだったので、だめもとで年末に注文しました。
しかし、販売者から12月30日に、アメリカの卸業者から、在庫がなく、発売元の再プレスの情報もないとの連絡を受けたとのメールが到着したため、結局キャンセルしました。
諦めようかと思ったのですが、2016年3月に、再度BMGレーベルからジャケットを変えて(ボーナストラックも無いようです)発売されていることが分かり、これなら国内でも新品定価で買えるみたいなのでこれを注文しました。
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で、早速リッピングして、アップコンバートして、かつ、DSDに高品位で変換して、聴いてみました。

The Hunter が、1992年の録音で、ポップな曲が多いのに比べ、その後10年近くたって、原点回帰というか、アコースティックなカントリーフォークっぽい曲が多く収録されています。
オーディオのリファレンスCDとして、The Hunter が使われると言いますが、このアルバムこそ、リファレンスCDのために作ったのじゃないかと思わせる録音やアレンジになっています。
スチールギターやピアノをフィーチャーした曲、民族楽器が様々な場所から聞こえてくる曲(The Panther)や、 Jennifer のアカペラではじまる曲(Too Late Love Comes)など、まさにオーディオの性能が試されているようです。
USB-DAC(KORG DS-DAC-100M)→ラインアンプ(FX-AUDIO- TUBE-01J)→パワーアンプ(S.M.S.L社 SA-50)→スピーカー(SONY SS-CS5)は、ベストマッチングで、いい時代に生まれたなという感じです。
SS-CS5 は、JBLに比べ高音の切れが今一つかと思ったのですが、このCDを聞いてみると、シンバルの音が定位感をもって非常にリアルに聞こえます。
Jennifer は、1947年3月3日生まれですから、このレコーディング時は、50過ぎなわけで、アカデミー賞受賞歌手(1980年、1983年受賞)として、もてはやされた時期が過ぎ、自分の本当に歌いたかった歌を集めたという感じです。
録音もすごくいいんですが、それよりも歌の良さが際立つアルバムとなっています。