昨日から大雨が降り続いて、外に容易に出られないので、気になっていた工作に勤しみました。
東京の家でしかいじれない、「Blackstar ID:30TVP 」。
True Valve Power (TVP) という回路が搭載されているのですが、いまいち使いこなせない。

それは、EL84、6V6、EL34、KT66、6L6、KT88という6つの異なるパワーバルブ特性をシミュレートしているのだけれど、そのパワーバルブが使われているアンプが具体的にイメージできないからではないかと感じていました。
マニュアルには、このくらいしか書いてありません。
EL84: コンプレッションを効かせたベルの様なフルボディClass Aサウンド
6V6: コンプレッションを効かせた高域とタイトな中域のクリスピーなClass Aサウンド
EL34 :フルボディでソフトな歪み具合のクラシックなブリティッシュClass A/Bサウンド
KT66: ホットにバイアスされリッチで暖かいビンテージ・ブリティッシュ・サウンド
6L6: 高域と低域を拡げたタイトでダイナミックなClass A/Bサウンド
KT88: 低域を強化したタイトで太くダイナミックなClass A/Bサウンド
そこで、このイメージをビジュアル化したカードを作ってみようということになりました。
WEB を漁ると、LINE 6 のサイトに、「トーン作成の基礎となる出力管の知識」by デイヴ・ハンター という記事があり、TVP が シミュレートしているパワー管すべて解説してありました。
そこでは、以下のような解説がなされています
特定のタイプの出力管は、昔から定番のアンプのサウンドと密接な関係があり、それゆえその象徴的なイメージの一部として考えられるにようになり、一般的にはギター・トーンを定義するものと認識されています。
KT88:この巨大な出力管は、200WのMarshall Majorのようなメガパワーを誇るクラシック・アンプで使用されました。4本の大型ボトルは、100WのSuper Leadに搭載された同じ数のEL34の約2倍のワット数を生成することができました。太いコーラのボトル型のガラス外囲器に収まった大きなKT66のように見えるKT88は、非常に高い電圧を扱い巨大なワット数を生成し、大きくズ太いサウンドを生み出すことができます。
6L6GC:6L6GCのサウンドの特徴を最も端的に表現するなら、“大型のFenderアンプのトーン“がぴったりです。これは昔から定番のアメリカで製造された25W以上の大型アンプに使用されている出力管で、安定感ある低音と際立った高音を兼ね備えた大胆で厚みのあるボイスを実現します。ヘッドルームを最大化するように設計されたクリーンなアンプ、もしくは多くのツイード・スタイルのアンプのようにシルキーで丸みを帯びたデザインのアンプには、大音量では耳障りなサウンドになってしまう可能性があります。
この出力管はFenderツイードBassman、Pro、Super、ブラックパネルのTwin ReverbやSuper Reverb、初期のMarshall JTM45ヘッド、Bluesbreakerコンボ(5881の代替品として、またKT66が使用されることも多くありました)などで使用されています。
KT66:この大型のコーラのボトル型出力管は、60年代初頭から中期頃にイギリスで製造されていたアンプでは、アメリカ製6L6/5881タイプのより堅牢な代用品として使用されていました。その後入手困難になったために、数十年間新しいアンプに使用されることはほとんどありませんでしたが、21世紀になりリバイバルされ、再びブティック・アンプに好んで採用されるようになりました。一部の回路では、より一般的なアメリカ製の6L6/5881より大胆でしっかりした太めのサウンドになり、強めにプッシュするとローエンドのアグレッシブさが増します。
もともとはMarshallオリジナルのJTM45の一部で使用されていたことで知られていましたが、今日ではKT66は当然ながらJTM45から派生した多くの設計で採用されていますが、Dr Z Route 66、オリジナルのシングルエンド方式のCarr Mercury、そしてその他いくつかの独自設計のモデルでも使用されています。
EL34:大西洋を越えて音の想像力を膨らませると、クランチのきいたブリティッシュ・サウンドが聴こえてくることでしょう。それはEL34のトーンです。これはクラシックなMarshallの真空管であり、そして1960年代後期に登場した大型のブリティッシュ・アンプの多くに使用されています。より高めの電圧でドライブされ、6L6GCよりも少し高めの出力を生成します。サウンド面でも異なるキャラクターを持ち、骨太でジューシーでありながらローエンドはソフト、高音域はシズル感があり、厚みのあるミッドレンジは歪み始めると代表的なクリスピーなクランチ・トーンを得ることができます。
これは1967年以降に登場したJMP50 の“プレキシ”や“メタル”パネル・アンプ、Master Model 2203/2204、JCM800のほか、Marshallの近年のモデルのほとんどに搭載されている出力管であり、またHiwattのクラシックなモデルや、Orange、Vox、Sound Cityなどの大型アンプ、Selmer、Traynorのいくつかのモデルで見ることができます。


6V6GT:湖畔にあるスタジオやライブハウスでボリュームを爆音にしたアンプを思い浮かべてみると、6V6GTのサウンドが聴こえてきます。1950から1970年代までにアメリカで製造された小型アンプのほとんどは、ジューシーで丸みのあるトーン、スムーズでリッチなディストーションで知られ、時には必ずしも魅力的とは言えないザラついたサウンドになることもある6V6出力管が使用されています。この出力管は、兄貴分的な6L6のおよそ半分の出力を生成し、その分より簡単にドライブがかかってクリッピングが起きます。この出力管2本なら、固定バイアス回路では約22Wを出力でき、カソードバイアス回路では約15~18W出力できます(それぞれDeluxe Reverbと5E3 ツイードDeluxeを思い浮かべてみてください)。
6V6は、40年以上に渡りChamp、Princeton、Deluxeを始めとする多くのFender製品で採用されているほか、1950年代から60年代初頭に製造されていたGA-40 Les Paulアンプなど、魅力的なヴィンテージのGibsonのアンプの多くでも使用されていました。
EL84:この出力管は、伝統的なブリティッシュの血統から“ベビー EL34”と表現されることがありますが、EL84にしか出せない独特のトーンを持っています。この背が高く細い9ピン出力管は、AC15やAC30といったクラシックなVoxアンプで採用されていることは広く知られており、今日ではこれらのテンプレートに倣って、クラスA回路を名乗るアンプでは最も多く使用されている出力管です。EL84のクラシックなサウンドの特徴は、スウィート、ブライト、クリーンでキラキラ感がありジューシー、リッチ、ハーモニー豊かなサチュレーションのかかったオーバードライブなどと表現されます。ボリュームを抑えた状態で、金属音やチャイム音のようなきらめく音を想像してみてください。少し強めにプッシュするときらびやかさや華やかさ、シャープさが増します
EL84は相性の良いアンプであればかなり骨太なローエンドを生み出しますが、ディテールのはっきりした高域とクランチのあるミッドレンジ、そしてプッシュした際にはかなりアグレッシブなサウンドが得られることで定評があります。一般的には典型的なブリティッシュなボイスを持つ出力管と思われていますが、EL84が搭載されている多くのアンプはテレキャスターと相性が良く、ブレークアップぎりぎりのところまでプッシュすると、調和の取れたきらびやかなサウンドをもたらします。
多くのクラシックなVoxアンプや小型の18/20WのMarshallsアンプに加え、EL84はWatkins/WEM Dominatorやその他の中堅のブリティッシュ・ブティックアンプで使用されています。
これをもとに、こんなカードを作成してみました。
前面にかけるとビビッてしまうので、上に張り付けておこうかと。












