メシ ご一緒にどうですか? | 旧・どブログ

メシ ご一緒にどうですか?

こんにちは。木曜担当:ゆき2です。

☆★ 今日は、”メシ 行く?”について ★☆

”メシ 行く?”

この言葉は、誰が言っていると想像するか。

ほとんどの人は、男の人が同年代の男友達に言っているイメージが浮かぶかな?
もしくは、男の人が同年代の女友達に言うのも、まぁナシではないかと。
どっちにしろ、言っているのは男の人かと思われるが、
なんと!最近の女の人でも、この手の言葉を言うようになってきているらしい。

これは、社会言語学の授業の中での話。
言葉は、年代・性・教養・地域・状況などによって微妙に変化するもので
ここまで状況によって変化する言葉も珍しいらしい。

”メシ 行く?”なんて、さすがの私も使わないけど、
今の女子高生・女子大生でもこの手の言葉(男言葉とされていた言葉)を使う傾向にあるらしい。
実際先生が本屋で、”俺んちさぁ・・・”と
女子高生らしき集団が話しているのを聞いたらしいし、
授業を受けていた生徒の妹さん(女子大生)も、
電話で”メシ行かない?”と話しているのを聞いたそうな。
でも女子大に通ってる生徒の一人は”言わない”という事なので
人によって、使う・使わないはもちろんある。

でもこれは何も珍しいことではないのかもしれない。
スチュワーデスがフライトアテンダントになったり、保母さんが保育士になったり、
職業の名前までも男女の差別をなくそうとしているのに
これは女言葉、これは男言葉、と区別するのも
時代の波に逆らっている事になるのかもしれない。

でも、世の男性諸君は、女らしい言葉にくすぐられちゃったりするだろうし、女の人だってちょっと乱暴な男言葉に、自分にはないワイルドさを感じてうっとりしてしまう人もいるはずだ。
男言葉と女言葉を決めるのは差別だ!とも言い切れない長い文化が日本にはある。

でももし自分の娘ができて、”俺メシいらねぇー”って言われたら・・・
もし自分の息子ができて、”私ご飯いらないわ”って言われたら・・・
この複雑な思いは時代と共に変化していくものなのか。

ゆき2

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