こんにちは、どにゃです。
すでに2月ですが、これが2017年1発目の記事です。
あ、皆様あけましておめでとうございます。(笑)
今年のアクアライフもすでに色々あったんですが、FBが楽しすぎ&ラクすぎて、すっかりブログを書く気が起きなくなってしまいました。(笑)
1月のツアー記も書いてないし。(汗)
この記事も以前に下書きしておいたものです。
せっかくなので投下しておきます。
とある知り合いの方から、「サンゴ水槽(ソフト・LPS)をやってみたい」というご相談を頂きました。
なぜか魚はあまり興味がないらしく、サンゴがいい!ということでした。
その方、アクア経験はゼロであり、設置場所はさほど遠くではないものの毎週のようにメンテなどで面倒を見に行くのはやってられない自分の都合的に困難なため、ある程度ゆとりを持った条件でシステムを設計してみました。
となるともちろんオーバーフローであることが望ましいです。
しかし極めて(汗)低予算だったため、当然全て新品というワケにはいきません。
時間はかかってもいいとのことだったので、良さそうな中古品を時間をかけて集めていました。
中古品とはいえ程度のいいモノはそれなりの価格になるので、中には補修などが必要になるものもあります。
今回はそのメインである水槽についてです。
水量は多いほどいいのはアクアにおける唯一の絶対であり、色々考慮した結果600ワイドを選択しました。
もちろんオーバーフローです。
たまたま中古品を譲ってくれる方と出会いまして、安価で譲ってもらうことができました。
600x450x450(3重管)オーバーフロー水槽です。
現物を見ないで売買したので(もちろんある程度のコンディションの確認はしましたが)仕方はないのですが、ちょっとそのままでは使えないレベルでした。(汗)
まず、フロー管の土台がただの塩ビのバルソケ・・・。
おそらく非OFに穴を開けて、DIYで安価にOF化したものと思われます。
しかもシリコンはグズグズで、水入れなくても漏れるのが予想できるレベル。(笑)
まぁ、ちゃんと確認しなかった私の落ち度なので補修することにしました。
まずは貧乏っちいバルソケを除去。
やはり手でカンタンに外れた。(笑)
そしてグズグズのシリコンもキレイに除去。
バルソケじゃあ信頼性がイマイチだし、万が一にも漏れては困るし見た目もよろしくないのでキチンとした3重管用の台座を用意しました。
この土台は底面に5mmほどの出っ張りがあります。
本来はこの径に合わせて水槽に穴を開けるワケですが、この水槽にはすでに穴が開いている。
しかし・・・僅かに穴の径が小さく、土台の出っ張りが入らない。(汗)
仕方がないのでこのようなゲタを穿かせることに。
こうすることで出っ張りをなくし、土台の穴とツライチになることで装着不能を回避しました。
もちろんすべて調べ上げてからの実行なので、土台とゲタは同時に手配済みです。
まずは土台とゲタをシリコン(バスコーク)でしっかりと接着。
数日間放置してから、それを水槽へ接着しました。
裏側から見たところ。
ゲタを穿かせた分、土台の高さが少し増してしまいましたが仕方ありません。
仕上がりが素人ですがしっかりと接着できました。
ま、砂入れたら見えない部分なので良しとします。(笑)
これで全うなOF水槽になりました。
続いてフランジです。
この水槽にはフランジがついていません。
しかし、完全素人用の水槽なので地震などで水が溢れることは特に避けなければいけません。
水が溢れると周囲が濡れるだけではなく、様々なトラブルが起こる可能性があり、それらに対処できないと困るからです。
それを可能な限り避けるためには、やはりフランジとフタが必要です。
美観的にはどちらもない方が好ましいですが、日本に住む以上は難しいですね。
フタはどうにでもなりますが、問題はフランジをどうするかです。
これはかなり悩みました。
上記の理由でフランジは私の中で必須条件だったからです。
無い以上はつけるしかありませんが、そうなると「後付け」になります。
水槽の枠に乗せるタイプの、市販品の後付けフランジなどもありますが、それではせっかく水槽を安く調達した意味がなくなってしまうのでNG。
カッコいいとは言えないし・・・。
以前、水槽の内側に落とし込むタイプのフランジは小型水槽で作成したことがあります。
ただ、これもそれなりの材料費がかかってしまうしカッコもよくない・・・。
何せ本当に低予算なため、100円単位で削れるところは削りたい。
というワケで最終的に、水槽に直接フランジをつけることにしました。
フランジ付き水槽と同じスタイルになるように。
やったことはないので初挑戦です。
これなら最低限の材料費で済みます。
材料は最も傷がつきにくいようにガラスで見積もったのですが、水槽と同じくらいの金額になってしまったので諦めてポリカをセレクト。
アクリルは吸湿して撓むので避けました。
水槽の内寸を測って、シリコンの貼り代を左右各2mm差し引いて板状の材料を4枚オーダーしました。
幅は35mm、厚さは薄いと安っぽくなるし、接着強度も落ちるので少しゼイタクに6mmに。
長辺の片側は水槽のシリコンと当たるのでカドを少しヤスリで落として、位置を確認。
しっかりと脱脂とマスキングをしてシリコンで接着しました。
シリコンが乾かないと水槽を動かせないため、1日1枚しか貼れません。
実に面倒です。(笑)
先に長辺を2枚接着し、その後に短辺を接着しました。
そして各フランジ間のスキマもシリコンで埋めます。
切断面は研磨して無い為、ザラザラして白っぽくなっています。
本来は研磨すれば透明になるのですが、そこまでやってられないので小型バーナーで炙って「研磨した風」にして誤魔化しました。(笑)
そして完成!!
じゃーん。
ショボイバルソケのフランジなし水槽が生まれ変わりました~!
初めての仕事なのでシリコン接着の仕上がりなど満足していない部分もありますが、フランジなしよりはいいですよね。
初めての割にはなかなかうまくできたと思います。
5mmのポリカフタも作りました。
サイズピッチリの未加工なので、アクリルカッターやホールソーでこれからの使用に合わせた加工が可能です。
しかぁ~~し!!!!!!!!!!!
事情によりこの方の水槽設置がまさかの断念となり、この水槽は不要になってしまいました。(号泣)
自分で使ってもいいけど・・・そんな設置スペースがあるはずもなく。(そもそも場所があったらとっくにサブタンクを設置済みw)
丹精込めてリフレッシュしたので捨てるのも忍びなく、途方に暮れている現在。(笑)
3重管はあるので(OF台座をつけたため要カットですが)ヤフオクにでも出すか・・・でも梱包できないな・・・。
引取り限定が無難か・・・。
どなたか1万円くらいで買い取って頂ける方はいらっしゃいませんかね。
1万円でも材料代だけでも赤字ですが。(汗)
2/22 追記
お陰さまで譲渡完了致しました。