おさかなを死なせてしまいました。 | 夜明けのマリンブルー

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さんごとおさかなでインテリア水槽を。

・・・どにゃです。

少し前の話になりますが、私の慢心によりキイロハギを死なせてしまいました。
嫌なことは書きたくないですが、失敗例こそどなたかの参考にして頂きたいと思い、記事にします。

原因は淡水浴です。


先日、キイロハギに寄生虫と思われる極小さな黒い粒が2-3見受けられたので淡水浴をしました。 20160216192600-209.jpg

水温を合わせた水道水、塩素中和はいつも通りしませんでした。
黒い粒は無事に取れたので、5分後に様子見を兼ねてサンプへ戻しました。 直後はしんどそうにヨロヨロした感じでしたが、5分と長めにやったためかと思い特に気にしていませんでした。

しかし数十分後に見ると、呼吸はしているものの横たわっている・・・。(汗)


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淡水浴は何度も経験がありますが、こんなことは初めてでした。
復活を願いましたが、翌朝見ると残念ながらエラも動かなくなっていました・・・。


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2012年の12月に嫁ちゃんに買ってもらった、3年2ヶ月の飼い込み個体でした。

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ウチで2番手の古参だったのでショックです・・・。

大きさは4.5cmから8cmを超えるほどになり、よく太っていたし状態もバッチリだったのでつい長めにやってしまったこと、塩素中和をしなかったこと、海水へ戻す時にポチャ戻ししてしまったことが原因だと思います。
最初の頃は丁寧に淡水浴をやっていましたが、慣れるに従って徐々に雑になっていっていました。
飼い込み個体という事に甘え、手を抜いた私の責任です。

初めて淡水浴で魚を死なせてしまいました。
こんな淡水浴をしなければキイロハギは今日も元気いっぱいだったかと思うと、心が痛みます・・・。

海水魚飼育においての淡水浴は有効だし是非身に付けるべきスキルだと思いますが、一歩間違えると魚を殺すこともある諸刃の剣です。

・水温 -可能な限り合わせる
・pH -バッファ剤で合わせる
・塩素 -必ず中和
・時間 -魚の種類、サイズ、状態によって考慮する(魚の慣れもありそう)
・戻し方 -徐々に海水を足して少しずつ比重を戻す

ちなみにRO水での淡水浴は良くないと聞いたことがあります。
確かにRO水はあまりにも無機質すぎて、魚体への刺激は強そうです。
人間でも飲むとお腹壊すとか言いますしね。

ただ上記に注意すれば、淡水浴は魚の状態を上げる武器になると思います。
皆さんも過信・慢心にはくれぐれもご注意下さい・・・。