新インアク。 | 夜明けのマリンブルー

夜明けのマリンブルー

さんごとおさかなでインテリア水槽を。

こんにちは、どにゃです。

あちこちのショップでサマーセールが開催中ですね。
わたくしは新しい機材が欲しいので貯金中・・・なのでグッとガマン。


生体はガマンして、新しくなったインテリアアクアリウムを買いました。

夜明けのマリンブルー


わたくしは現在、マリンアクアリストとコーラルフリークス、そしてこのインテリアアクアリウムの3誌を購読しています。

雑誌としてはやや高いですが季刊誌ですし、何より「広告費に頼らない雑誌作り」を願う意味を込めて購読しています。


さて、一通り目を通しましたが、全く異なる雑誌になりましたね。
今までのインアクはあくまでもアクア雑誌らしく大型水槽が主役であり、「水槽の中から見るインテリア」というイメージで、購買層もほとんどがアクアリストであったでしょう。
非アクアな人が読んで「すご~い」とは思っても「自分もやろう!」とはまず思われなかったでしょう。

しかし今回はそれとは全く異なり、「部屋の片隅にこんなオシャレな小型水槽を置いてみては?」というスタンスです。
あくまでインテリアとしての目線であり、ファッション雑誌のごとくテーブルや椅子、モデルの着ているシャツの値段まで記載されています。
オールインワン水槽の特集があることからもそれは明らかです。


正直に言うと、アクアリストが読んでも得るものは少ないかもしれません。
今まではアクアリストの為の雑誌だったそれが、非アクアリストへのアプローチへと変化しています。
レイアウトもプロの手によるものなので非常にオシャレな写真ばかりで、きっと非アクアな人でも憧れるだろうと思います。

興味や憧れを持たせることによる、埋蔵顧客の新規開拓。
それが目的なんだろうと感じました。
そういう意味では非常に素晴らしい仕上がりだと思います。

現実を知るアクアリストならついつい、「この水槽超オシャレ!」に対しては「こんなのムリ」と反射的に否定してしまいがちです。
わたくしもパッと見は「こんなモン素人が維持できるわけねーw」と思いました。

でも、それは違うんでしょうね。

維持云々は始めた後の話であって、まずは非アクアな人に興味を持ってもらうことが目的なんだと思います。
興味を持ってもらわなければ、始めてはもらえない。
始めてもらわなければ、維持云々は伝わらない。

そこで諦めずに「キレイを維持したい!」と思わせればしめた物、あとは皆さんと同じ道へ、ということですね。(笑)

言うならば、「アクアライフやコーラルフリークスを買ってもらうための雑誌」です。

地震への不安や節電志向が高まる今、アクア業界にとっては逆境であることは間違いありません。
既存顧客を守るだけではなく、違った形でのアプローチをしてみようという意図をわたくしは感じました。

ペットコーナーではなくファッションコーナーに平積みしてほしい雑誌ですね。



なんか製作側みたいな記事になっちまった。(笑)