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第36回介護福祉士本試験解説
【問題67:介護の基本:生活の個別性と多様性】
についてよろしくお願いします。
問題67 個別性や多様性を踏まえた介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 その人らしさは、障害特性から判断する。
2 生活習慣は、生活してきた環境から理解する。
3 生活歴は、成人期以降の情報から収集する。
4 生活様式は、同居する家族と同一にする。
5 衣服は、施設の方針によって統一する。
答え【2】
1 …適切でない。
例えば、自閉症の特徴は、こだわりが強い
などです。
しかし、これだけでその人らしさを判断するこ
は難しいですね。
よって、適切ではありません。
2 …適切。
例えば、歯磨きの仕方なんかでも
毎食していた、朝、夕だけしていた
という人もいます。
今まで生活してきた環境によって違います。
ところが、施設に入所したりすると
「毎食歯磨きをすべき!」
というふうになったりします。
生活してきた環境から理解することは
大切ですね。
3 …適切でない。
生活歴というのは、出身地、育ってきた環境
学歴なども含みます。
よってこれは適切ではありません。
4 …適切でない。
本人は、椅子を使った生活中心なのか
あるいは、座面生活中心なのか
同居の家族と本人の生活様式は違います。
膝の痛みなどがあって
本人は、椅子中心の生活ということもあります。
個別性を重視する必要がありますね。
5…適切でない。
衣服は、個人の好みが現れやすいものです。
ご本人に伺いながら、選ぶのがいいですね。
よってこの問題は【2】が適切となります。
解説は以上です。