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第36回介護福祉士本試験解説
【問題52障害の理解:統合失調症】
についてよろしくお願いします。


問題52 統合失調症の特徴的な症状として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 振戦せん妄
2 妄想
3 強迫性障害
4 抑うつ気分
5 健忘

答え【2】

1…適切でない。
アルコール中毒などによって、一時的にアルコールを抜いた場合に起こる、離脱症状です。

妄想、独語、徘徊など人格が変わったように
激しく症状が現れることもあるようです。

2…適切。
統合失調症において押さえておくことは
陽性症状と陰性症状ですね。
 
陽性症状は、幻聴、幻覚、妄想など
です。

また、陰性症状とは
感情の平板化(感情鈍麻)といって、
無気力状態になったりすることです。

3…適切でない。
強迫性障害とは、不安が行きすぎて
日常生活に支障をきたすことです。

例えば、「手を洗わなければ病気になる」という
強迫観念に駆られて繰り返し手を洗ったり

「家が火事で燃えてるかも」と気になって火の始末を確認したりすることを、強迫性障害といいます

4…適切でない。
抑うつ気分とは、気分が憂鬱な状態をいいます。
「抑うつ気分」=「うつ病」ということではありません。

5…適切でない。
「健忘」とは、出来事の時点から物事をお思い出せないことです。

出来事の一部、または、完全に失われることもあります。

健忘と認知症の違いは、忘れている自覚があるか、ないかです。

以上のことにより、【2】が適切となります。

解説は以上です。