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第36回介護福祉士本試験解説
【問題48 認知症の理解】
についてよろしくお願いします
問題48 Aさん(80歳、男性、要介護1)は認知症で妻の介護を受けながら、二人で暮らしている。「夫は昼夜逆転がある。在宅介護を続けたいが、私が体調を崩し数日間の入院が必要になった」と言う妻に案する、Aさんへの介護サービスとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 認知症対応型通所介護(認知症対応型デイサービス)
2 短期入所生活介護(ショートステイ)
3 認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)
4 定施設入居者生活介護
5 介護老人福祉施設
答え【2】
1...適切でない。
これは、認知症の方を対象とした通所介護です。
日中、通いの支援ですから
これだけでは、家庭での支援が足りませんね。
よって、適切ではありません。
ちなみに、このサービスには
3つの類型があり、単独型、併設型、共用型です。
共用型は、認知症高齢者グループホーム、
地密特養の食堂などを利用し
1日の定員は3人以下となっています。
参考までに。
2...適切。
これは、居宅サービスの一つで
居宅において、自立した日常生活をおくるために
短期入所し、入浴、排泄、食事などの支援を受けるサービスです。
連続利用は、30日以下、認定の有効期間の概ね半数を超えない期間
となっています。
利用目的の一つとして
介護者の心身、精神的負担の軽減があります。
問題のように、要介護者だけでなく
介護者を支援の対象です。
冠婚葬祭、旅行、介護疲れなど
入院以外でも利用することができます。
また、生活リズムを整えることで
昼夜逆転の解消にもつながるかもしれませんね。
よって、これは
在宅生活を続けるために適したサービスといえます。
3 ...適切でない。
これは、長期入居系のサービスなので
適切ではありませんね。
ちなみに、認知症対応型共同生活介護(認知症グループホーム)は
どういったものかというと
地域密着型サービスの一つです。
事業所に設ける、ユニットは1以上3以下で
共同生活住居(ユニット)の定員を
5〜9人以下としています。
4 ...適切でない。
特定施設も長期入居系のサービスなので
在宅生活を希望しているAさんには適していませんね。
ちなみに特定施設というのは、居宅サービスの一つで
有料老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
を含みます。
5 ...適切でない。
これも、長期入所系のサービスの一つなので適切ではありません。
ちなみに、これは施設サービスの一つで
介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護医療院の3つです。
以上のことにより【2】が適切となります。
解説は以上です。