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第36回介護福祉士本試験解説

【問題46認知症:バリデーション】

についてよろしくお願いします

 

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問題46 バリデーションに基づく、認知症の人の動きや感情に合わせるコミュニケーション技法として、正しいものを1つ選びなさい。*****************************************

1センタリング

2 リフレージング

3 レミニジング

4 ミラーリング

5 カリブレーション

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答え【4,5】

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バリデーションは、アメリカのソーシャルワーカーである、ナオミ・フェイルという人が開発したコミュニケーション技法です。

 

これには、(妥当性を)確認する(そして確固たるものにする)という意味があります。

 

バリデーションは、過去に蓋をせず、現在と向き合う、というところがポイントです。

 

バリデーションには5つのテクニックがあります。

 

>アイコンタクト……見つめる

>リフレージング……反復

>ミラーリング………鏡になる

>カリブレーション…共感

>タッチング…………触れる

>オープンクエスチョンを使う

>音楽を使う

 

 

 

さらに、5つの基本的態度を示しています。

>傾聴する

>共感する

>受容する

>うそをつかない、ごまかさない

>誘導しない(ペースを合わせる)

 

1…誤り。

センタリングとは、精神を集中させることです。自分の中に怒りや不安を抱えたまま会話すると、相手に傾聴・共感する余裕がもてなくなってしまいます。

 

深呼吸などで、チラつく負の感情を追い出しましょう。

 

2 …誤り。

リフレージングとは、会話の中で重要だと感じたことをそのまま反復します。例えば「冷たいお茶は嫌いなの」と言われた時は、「冷たいお茶は嫌いなのですね」というような感じで返します。

 

その際に、トーンやスピードを合わせることもポイントです。

 

3 …適切でない。

レミニシングとは、過去のことについて

質問することで昔話を引き出すことです。

 

何度も繰り返す昔話は、人生で大事にしている価値や心残りとなっている未解決の問題など、重要なメッセージが込められていることが多々あります。

 

4 …適切。

ミラーリングは、鏡になるでしたね。

 

真正面に向き合って、相手の動作を真似します。気づかれないように、

微妙にタイミングをずらしながら、

行うのがポイントです。

 

5 …適切でない。

カリブレーションには、一言でいうと

「共感」です。

 

これを行うにあたって4つのポイントがあります。

 

>印象面と事実面を分けて評価する

>数値的に評価する

>評価の理由や根拠も書き留める

>評価と売上を比較する

 

よって、4,5が正解になります。

 

解説は以上です。