おはようございます
いつもありがとうございます
第36回介護福祉士本試験解説
【問題25:こころとからだのしくみ】についてよろしくお願いします
問題25 Gさん(79歳、男性)は、
介護老人保健施設に入所している。Gさんは、普段から食べ物をかきこむように食べる様子がみられ、最近はむせることが多くなった。義歯は使用していない。食事は
普通食を摂取している。ある日の昼食時、唐揚げを口の中に入れたあと、喉をつかむようなしぐさをし、苦しそうな表情になった。
Gさんに起きていることとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 …適切でない。
心筋梗塞は、冠動脈が壊死した状態です。
30分以上続く、強い痛みが特徴です。
その、前の段階として「狭心症」があります。
狭心症は、冠動脈が狭くなるために血液が
心臓に十分に行き渡らなくなるんですね。
こちらは、15分程度で痛みが治ります。
原因は、脂質などにより動脈にコレステロールなどが沈着し、血管が硬くなってしまうためです。
これらが原因で、動脈が固くなることを
動脈硬化、といいます。
ちなみに、コレステロールには
悪玉と善玉があります。
L D L(悪玉)コレステロール
H D L(善玉)コレステロール
といいます。
2 …適切でない。
これは、なんらかの刺激などによって
一時的に、湿疹が出現したりすることです。
短時間で元に戻るところが特徴です。
3 …適切でない。
誤嚥した食物や細菌などが、気管に入ってしまい、炎症を起こすことです。
4 …適切でない。
食中毒とは食物に付着した、ウイルスや細菌が体内に入りこみ、発生することです。
食中毒予防のための3原則は、
つけない、増やさない、やっつける、
ことですね。
>つけない、は手指消毒の徹底
>増やさない、は食品の温度管理など
>やっつける、は加熱処理や塩素による殺菌ですね。
5…適切。
窒息とは、食べ物や、異物を詰まらせて
呼吸が阻害されることによって一時的に血中酸素濃度が低下し、
二酸化炭素濃度が上昇して、内臓に
機能障害を起こした状態です。
以上のことにより【5】が適切、となります。
解説は、以上です。