こんにちは
いつもありがとうございます
試験まであと【358】日
第36回介護福祉士試験対策
【人間関係とコミュニケーション問題:3】
についてよろしくお願いします
U介護老人福祉施設では、
利用者の介護計画を担当の介護福祉職が作成している。このため、利用者の個別の介護目標を、介護福祉職のチーム全員で
共有することが課題になっている。
この課題を解決するための取り組みとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 管理職がチーム全体に注意喚起して、
集団規範を形成する。
2 現場経験の長い介護福祉職の意見を
優先して、同調行動を促す。
3 チームメンバーの懇談会を実施して、
内集団バイアスを強化する。
4 チームメンバーの間の集団圧力を
利用して、多数派の意見に統一する。
5 担当以外のチームメンバーも
カンファレンスに参加して、集団擬集性を高める。
答え【5】
チームマネジメントにおいて必要な4つの視点があります。
>自他の意見を尊重すること
>論理的で道筋が通っていること
>スケジュール管理ができている
>利用者の尊厳の保持ができている
1〜4の問題はここから外れているので
適切ではない、ということになります。
解法的にいうと、言葉のニュアンスの
「クセ」が強いものは外していきます。
1…適切でない。
集団規範とは、集団のメンバーに共有されている、価値判断や基準を表わします。
これを形成するために行っているわけではありませんね。
2…適切でない。
同調行動とは、他の行いを参考にして、
行動を決定することです。
ネットなんかでレビューを参考にする
ことが、そうですね。
個々の意見を尊重することが、目標の共有につながりますね。
3 …適切でない。
内集団バイアスとは、「集団びいき」とも言います。
郷里や出身校が同じ、というだけで、
なんだか親近感が湧きますね。
それによって起こる「ひいき」です。
この場面で、これはマイナスにはたらきそうです。
4 …適切ではない。
これでは、介護目標の共有はできませんね。
5 …適切。
集団擬集性とは、内の求心力や団結力が高まっていく度合いを表しています。
目標を共有するために、必要なことですね。
解説は以上です。