第38回介護福祉士本試験【問題1】
おはようございます。いつもありがとうございます試験まであと【365】日第38回介護福祉士本試験【問題1】について宜しくお願い致します。問題1社会福祉の理念を発展させた人物に関する次の記述のうち、適切なものを 1つ選びなさい。1. バンクーミケルセン(Bank-Mikkelsen, N.)は、「ソーシャルロール・バロリゼー ション(Social Role Valorization)」を提唱した。2 ニイリエ(Nirje, B.)は、「ノーマライゼーション (normalization) の8つの原理」 を提唱した。3ヴォルフェンスベルガ(Wolfensberger, W.)は、 「エーデル改革」を提唱した。4リッチモンド(Richmond, M.)は、 「ケースワークの7原則」を提唱した。 5 エリクソン(Erikson, E.)は、 「自立生活運動の理念」を提唱した。………………………………….…….….....………………………………….答え:2………………………………….【解説】1. 適切でない。バンクーミケルセンは、ノーマライゼーションを説いた人です。これは、障害があっても普通の暮らしをしていけるようにしよう、というものです。共生社会の大きな理念となっています。ちなみに、ソーシャルロール・バロリゼー ションを提唱したのは、ボルフェンスベルガーです。これは、社会的役割の獲得により、よりよい生活を送っていこう、というものです。2 適切。ニイリエは、「ノーマライゼーション の8つの原理」 を提唱しました。「ノーマライゼーションの8つの原理」1 1日のノーマルなリズム2 1週間のノーマルなリズム3 1年間のノーマルなリズム4 ライフサイクルでのノーマルな経験5 ノーマルな要求の尊重6 異性との生活7 ノーマルな生活水準8ノーマルな環境水準3適切でない。ヴォルフェンスベルガは、 ソーシャルバロリゼーションを提唱しました。4適切でない。リッチモンドは、 著書『社会診断』などで知られ、「個別社会診断」の体系化や「環境の中の個人」という視点を重視し、「ケースワークの母」と称される人物です。「ケースワークの7原則」を提唱し提唱したのは、フェリックス・P・ビステックです。バイスティックの7原則で押さえていたと思いますが、微妙に表現が違いましたね。ケースワークの7原則+@1 個別化の原則2 意図的な感情表出の原則3 統制された情緒的関与の原則4 受容の原則5 非審判的態度の原則6 自己決定の原則7 秘密保持の原則@専門的援助関係の原則5 適切でない。エリクソン(Erikson, E.)が提唱したのは、発達段階理論(心理社会的発達理論)ですね。成長段階を8つに分類し、その時々での、発達課題とそれに対する社会的危機、またその時点で、得られる力について説きました。1乳児期 2幼児期前期3幼児期後期4学童期5青年期6成人期7壮年期8老年期【発達課題VS心理者社会的危機】1 基本的信頼VS 不信 2 自律性VS恥・疑惑3 自発性VS罪悪感4 勤勉性VS劣等感5 アンデンティティの確立VS役割の混乱6 親密性VS孤独7 生産性VS停滞8 自我の統合VS絶望【得られる力】1 希望2 意思3 目的4 有能感5 忠誠6 愛7 世話8 知恵また、「自立生活運動の理念」を提唱したのはエド・ロバーツですね。この方は、アメリカ人で重度の障害をもっていました。仲間と自立生活運動を起こし、障害種別を超えて誰もが人としての当たり前の尊厳と権利が守られるために、エンパワメントしあいながら仲間とともに社会を変えていくことを訴えていきました。エンパワーメントとは、自らの強みを引き出していくことで、社会的リハビリでもあります。以上よりこの問題は、2が適切となります。解説は、以上です。【編集後記】先日、発達障害に関する講演会に行かせていただきました。専門家の方のお話はとても興味深いものでした。最近、ADHD(注意欠如・多動症)の診断を受けている子どもなどが増えているそうです。しかし、専門家の肌感覚としては昔と変わらない、ということです。診断された人が増えた、ということです。もはや、ビジネスとなっているのか?講演を受けて心に残ったことが一つありました。自分が発達障害だとしても、関わる側だとしても最も大切なことは、忍耐、ということでした。専門的知識も薬も関係ありません。大切なのは、忍耐。今日も頑張っていきたいと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。