この時期にペットショップに行くと様々な種類のめだかが販売されている。私もそれがきっかけで、去年、白めだかの飼育を始めた。同じ水槽にはドジョウ、ヤマトヌマエビが同居する室内飼育である。
ちなみに、この水槽はADAの中でも特に透明度の高く、水草やコケ的な物を組み合わせて良い感じのテラリウムを目指したものである。
だが、砂はソイルを使っているのだが、
ドジョウがすごい勢いでほじくり返していく(粒が大きいので潜ることは残念ながらできないでいる)ので、しょっちゅう泥が舞っており、あまり観賞には相応しくない感じである。
でも、ドジョウは順調に縦・横方向に成長して、すこぶる元気なので気にしていない。
さて、そんな泥が時折舞う中、白めだかはあまり気にするでもなく、優雅な生活を過ごし、そのうち卵を産み始めた。以前にタナゴの産卵・稚魚の飼育は経験があるが、めだかは初めてである。
まず卵をどうやって回収したら良いのか?
ネットによると、水草に卵を産み付けるのでそれを回収する、みたいなことが書かれているが、前述の通り、アクアテラリム的な物を目指していた水槽なので水草は大量に入っており、とても探せる状態ではない。
このため、最近は採卵するときはシンプルな容器に採卵用のころたまボール(製品名)を入れてます。
仕方なく、(魚にとってストレスがかかるであろうが)、卵を持っためだかを小さい水槽に分けて、そこに少し水草を入れて様子を見る事にした。しかし、数時間してもずっとお腹に卵を抱えたままで、なんら変化がない。
ころたまボールでも、すぐに卵をそこに擦り付けるわけでもなく、しばらくはお腹に抱えたまま泳いでいる。何がきっかけで卵を離そうとするのか、現時点でなおナゾである。
それはさておき、流石に夕方になるともうお腹に卵はなかった。と言って、水草についているわけでもなく、大部分が下に落ちていた。まぁ、それはそれでよく、「ご苦労さま」と声をかけて元の水槽に戻しておいた。
次はどうやってそれを孵化させるか?
孵化まで250℃・日とのことで、おおよそ水温が25度付近だったので、10日で生まれる計算になる。その間、いかに水カビから卵を守るかが肝要で、エアレーションを試みたり、毎日水を換えたり、色々面倒なことをしていたが、「水道水+メチレンブルーで放置」が一番楽で成功確率が高いことがわかった。最初は孵化もまともに成功しなかったので、生まれて来てくれたときに感動は今でも覚えている。
ここまででも、自分の中で消化していくのに、それなりに苦労があったのであるが、生まれて来ためだか(針子)の子育ては本当に難しかった。いや、現在も苦戦中なので、「難しい」が適切か。ただ、難しい中身は違っており、当初は生存率の向上が難しかったのであるが、今は大きく元気な大人サイズに育てる難しさを感じている。
針子を育てるにあたって、最も大事な要素は、「飼育容器の大きさ」と「餌やり」ではないだろうか。
いくら餌をきちんとあげていても、容器が小さいと死んだり、全く大きくならなかったりする。これまで小さな容器で飼育し、かなりの時間をかけてそれなりに大きく育ったので大きな容器に移すと、更に一気に大きく成長して大変驚いたものだ。
針子は小さいので小さな容器で飼育しがちであるが、できるだけ大きな容器(深さは浅くても良さそう)で飼育するのがお勧めである。私は、マンションでスペースが限られているため、昔にカブトムシ飼育に使っていた容器を流用している。15Lくらいの水量であろうか。
餌は、稚魚用の粉末フードを中心に1日4−5回、それにプラスして1日1回、おやつとして15m L程度のゾウリムシを投入している。そして大きくなっていくに従い、餌の大きさ粉末から大きな粒に変えていき、ゾウリムシからミジンコへ変えていっている。
これで、針子・稚魚の段階で亡くなってしまうめだかを激減させることができた。
ちなみに、水換えは最近になって、ほぼしなくなった。稚魚がいると、中々水換えに気を遣うので、底にゴミが溜まって来たらそれをスポイトで吸引し、数日に1回程度、水を少し加えるくらいである。
あと、気になる事といえばエアレーションであるが、有無の両方を試してみた結論は、「あったほうが断然良い」になった。なくても表面的には問題ないのだが、エアレーションする事で、水面の汚れ(油膜)がなくなり、ゴミが一箇所に集まり掃除がしやすくなった。また、稚魚も元気に活動的(よく喧嘩もしている)になったように感じている。
手間はかかるが、できるだけエアレーションを入れるようにしている。
そんな感じで針子・稚魚の飼育を自分の中で消化していき、それとともに、めだかの種類も増えていった。白めだかの次は楊貴妃へ。そして、本格的な改良品種に手を伸ばしていく事になった。
近場でめだか専門店は2軒ほどあり、1つは高速神戸駅の近くにある「桜めだか」、2つ目は「めだか屋ゆぃ」である。それぞれの店で三色ラメ幹之と松井ヒレ長を購入し、それぞれの魅力にどっぷりハマってしまい、ほぼ毎日採卵・針子の世話をするのが日常となっている。
残念ながらスペースの関係でこれ以上の品種は増やせられないので、まずはこれらの品種を大きく立派に育て上げることを目標に、現在も修行中である。
この辺りのことは、次回以降に書いていこうと思う。長くなってしまったので、今日はこの辺で。