私が高校二年から三年になる時の春だった。
昭和63年(1988年)のセンバツ。
第何日目か忘れたが、第一試合を観ようと朝早くから甲子園の内野席に陣取っていた。
第一試合は福島北(福島)VS津久見(大分)。
正直注目する試合でもないけど、まあ観ておくか・・ってな感じで観始めた。
試合が始まって暫くして津久見高校のエースの男子高校生が物凄く背が高くて顔が大きいのに気付いた。
試合中もずっとそのことが気になり、試合に集中出来なかった。
私はその津久見高校のエースに何かを感じていた。
体格は良いし、スピードのある球は投げるし、将来大きく伸びていくんじゃないのかなぁ・・とその時は素直にそう感じた。
試合は「4対1」で津久見高校が勝利を収めたのであった。
ちなみにその津久見高校のエースとはその年(昭和63年:1988年)秋のプロ野球ドラフト会議でヤクルトスワローズから見事一位指名された川崎憲次郎投手だったのである。
それを聞いた私は、前年(鈴木健、伊良部秀輝)に続き、またドラフト一位指名された選手の高校時代を生で観られたのだなぁ・・・・と素直に喜んだ。
これも私と高校野球との何かの結びつきなのだろうか?