「待てっ!!」

ビクッとしたけど、おいおいおれは犬じゃない、猫なんですけどと思いながらちょっと様子を伺ってみる。

いつもの餌皿に入ったキャットフードを食べようとした瞬間に、おれの飼い主である

坂本さんに怒鳴られたが、ここは餌をさっさともらうためにはしょうがない。

「にゃ~(早くくれ)」と鳴いてみる。

「よしよし。おりこうちゃんだなーもっちは。よしよし、ほーらお食べ」

「にゃ~(触るな)」

とりあえずかわいい声で鳴いて餌をゲット。

いつもキャットフードなのがとてもつらいけど、なかなかいいものをくれない。

どうやらおれを飼うのもいろいろ大変らしく、それもわかるので文句も言えず、

いや、言ったとしても通じてないみたいなので、文句は鳴きまくり。

「みゃ~(今から魚買って来い)」