不動産担当者に嫌われず、より良い提案を受けるための「正しい距離感」と「望ましいコミュニケーション」を、売買歴25年・1200件超の事例から徹底解説。営業担当が“やりにくくなる”意外なNG行動、相手の提案力を引き出す接し方、内見マナー、意思決定のコツまで網羅。マンション探しを成功させる必読ガイド。
まずは今回のテーマに関連する動画を3つまとめておきます。
※実在する本気不動産チャンネル内のリンクを使用しています。
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🔗 最上階・角部屋の落とし穴とは?選ぶと後悔する中古マンションの特徴25選を不動産社長が徹底解説しますhttps://www.youtube.com/watch?v=H9sX1dLOiEE&t=150s
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🔗 【築25年】新築より高値で売れる!?20年後に価値が上がるマンションの特徴を不動産歴25年のプロが解説します!https://www.youtube.com/watch?v=FYNu-iDPmfc&t=1247s
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🔗 【結局築何年がオススメ?】マンションを購入するなら築◯年一択!終の住処で選ぶべきマンションの築年数を不動産歴25年のプロが本気で解説します!
https://www.youtube.com/watch?v=FwlXs4K4kgw&t=598s
こんにちは。本気不動産の佐藤です。
今日は、不動産購入を進める上で多くの方が意外と知らないテーマ、
「不動産担当者に嫌われない接し方と、営業の本質」
についてお話しします。
「嫌われたくない」というより、
“やりにくいお客さんにならない”ための考え方です。
実は、担当者との関係性は、
あなたが良い物件に出会える確率を大きく左右します。
そしてこれは、売買歴25年・1200件超の現場で痛感してきた、揺るぎない事実です。
◆ 不動産仲介は“営業”ではなく「コンサル型」
一般の方が誤解しがちなのは、
「不動産営業=売り込まれる」
というイメージ。
でも実態はまったく逆で、
中古も新築も、他社掲載もすべて横断して“最適解”を提案するのが仲介の仕事です。
他の業界のように「自社商品を売る営業」ではありません。
むしろ
▶ 条件の整理
▶ 情報の統合
▶ リスクの回避
これらをコンサルとして行う職業です。
営業担当を「物売り」と誤解すると、
最適な提案を受けられないまま損をすることが実際にあります。
◆ 営業担当が“やりにくい”と感じる3つの特徴
① プライドが高く話を聞かないタイプ
「自分で全部調べた」「プロの意見は要らない」
というスタンスは、提案の幅を狭めてしまいます。
市場構造を理解しないまま店舗を横断しても、
結局、素人判断のまま終わってしまうことが多いです。
② 非常識な申込や疑心暗鬼の行動
たとえば相場700万円の物件に100万円申込を乱発するなど、
モラルを欠く行為は、会社として取引停止の対象にもなります。
「隠し玉があるだろう」などの疑いも、
信頼関係を壊すだけで良い結果にはつながりません。
③ 営業嫌いで情報を出さないタイプ
過去の営業経験で苦手意識がある方もいます。
ただ、不動産仲介は売り込みではなく「提案業」。
条件や事情が共有されないと、
正しい提案ができず、結局はお客様が損をします。
◆ “良い人”なのに営業がやりにくくなるパターン
意外かもしれませんが、
「丁寧すぎる」
「優しすぎる」
という方も、担当者が動きにくくなることがあります。
たとえば——
● 全部の物件を「良い」と言ってしまう
意思表示がないと、提案軸が固まらず迷走します。
「ここが好き」「ここは合わない」と言っていただくほど、
こちらも提案が精密になります。
● 手土産などの過剰な配慮
売主が「買う前提」と誤解する場合があり、
交渉が不利になることも。
必ず担当者に事前相談してください。
● 内見で家族がバラバラに動く
重要説明が伝わらず、案内が成立しません。
一度集合し、順序立てて回るとスムーズです。
◆ 担当者は「家族や友人」に接するように見ている
私のスタイルとして、
お客様を“お客様扱い”しません。
・雑談しながら好みを自然に引き出す
・時には「今は買わない方がいい」と言う
・押し売りしない
・時期や条件の再設定を提案する
こうした関係性の方が、
結果としてミスマッチも少なく、満足度が高まるからです。
仲介は紹介で回る仕事。
短期的な契約より、長期的な信頼が大事です。
◆ 最後:担当者に嫌われると、良い物件を逃します
結論として、
不動産担当者に嫌われる=良い提案を受けられない
ということにつながります。
反対に、
▶ 適切な距離感
▶ 適切な情報提供
▶ 適切な意思表示
ができる方は、驚くほど早く「理想の物件」に巡り合います。
営業は“敵”ではなく、あなたの情報参謀です。
ぜひ、良い関係性で家探しを進めてください。
◆ 余談:私の接客の土台は“多様な経験”
実は、
・たこ焼き屋 2年半
・カラオケ店 2年
・物販接客 2年
・たらこ工場で200人規模の調整役 2年半
さまざまな現場で学んだ「人間理解」が、
今の不動産営業スタイルの基軸になっています。
このあたりの裏話は、また別記事で詳しく書きますね。
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