住宅ローン破綻は本当に多いのか?最新データで破綻率の実態を確認し、離婚・転職・計画ミスによるリスクと防ぐための具体策を不動産歴25年の佐藤が解説。任意売却・競売の違いも分かりやすく紹介します。
みなさんこんにちは!本気不動産の佐藤です。
「住宅ローン破綻」という言葉、ニュースで聞くとちょっとドキッとしますよね。
でも実際に周りで破綻した人って、あまり聞かないのが本音じゃないでしょうか?
今日は、住宅ローン破綻の実態・原因・そして防ぐための具体的な方法を、わかりやすくまとめました。
■ 最新データで見る住宅ローン破綻率
ニュースでは「住宅ローン破綻増加!」なんて見出しが踊りますが、実は破綻率はたったの3%前後。
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過去3年間の破綻率は3.17% → 3.05% → 3.04%と減少傾向
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25年前は20~30%と高かったけど、今は1~2%程度
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日本の住宅ローン金利は1~2%と世界的に超低水準(アメリカは6~7%)
つまり、しっかり計画を立てれば破綻の可能性は低いんです。
■ 住宅ローン破綻の主な原因はコレ!
破綻率が低いといっても、油断は禁物。
私が現場で見てきた「破綻に陥りやすいケース」はこちらです。
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資金計画のミス
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年収ギリギリまで借りてしまうと、ちょっとした出費増で一気にピンチに。
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手取りベースで返済比率25%以下が安心です。
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離婚による収入減少と支出増加
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共働き前提の返済計画だと、片方の収入がなくなった瞬間に危険信号。
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転職や収入減少
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転職後に一時的な収入空白があると、貯蓄がない家庭は即アウト。
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遅れると遅延損害金(年15%程度)が加算され、負担は雪だるま式に。
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■ 破綻しかけたら早めの相談がカギ!
住宅ローンの支払いが2~3ヶ月遅れると、金融機関から通達が来ます。
無視すると競売に進んでしまうので、絶対に放置はNG。
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任意売却:金融機関と相談しながら売却 → 残債を減らせる
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競売:無視すると自動的に実施 → 残債が多く残りやすい
つまり、**「家を守るより生活を守る」**が鉄則です。
■ 破綻を防ぐための3つのポイント
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無理な借入れをしない
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借入可能額いっぱいまで借りるのは危険
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家計の余裕と将来の出費も考慮
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離婚・転職など生活変化への備え
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共働き前提はリスク大。収入減への予備費用を確保
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早めの相談で生活再建を優先
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支払いが厳しくなりそうなら即相談
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競売より任意売却が有利です
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■ 関連動画でさらに理解を深めよう!
本気不動産YouTubeでは、住宅ローンや破綻リスクに関する動画も多数公開しています。
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【変動金利】住宅ローンを組むなら返済比率◯%以下!家を購入する前に知るべきこれからの変動金利の予想を不動産歴25年のプロが徹底解説!
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【固定金利 VS 変動金利】間違った住宅ローンの選び方とは?後悔しないために知るべき金利の知識を不動産歴25年のプロが解説します
動画もぜひ参考にしてくださいね。
■ まとめ
住宅ローン破綻は意外と少ないけれど、
無理な借入れや生活変化があると一気にピンチになります。
家にこだわりすぎず、生活を守ることを最優先に。
少しでも不安を感じたら、早めに専門家に相談しましょう。