理想のリビングをつくるには「広さ」「家具配置」「動線」「照明」など多角的な視点が重要。本記事では、設計士も実践するグリッド設計や立体空間の考え方、インテリアの工夫、掃除のしやすさまで具体的に解説します!
こんにちは、本気不動産の佐藤です。
今回は**「理想のリビングをつくるための設計ポイント」**について、プロの視点から解説します。
リビングは家族が最も長く過ごす場所。だからこそ、ただ広いだけじゃなくて、快適で、機能的で、家族みんなが使いやすい空間にすることが大切なんです。
■ まずはリビングの「広さ」と「形」を考える
設計の基本は91cm角の「グリッド」設計です。
リビングの横幅は最低でも4グリッド(約3.6m)以上は確保したいところ。
これ以下だと、ソファやテーブルの配置が窮屈になることが多いんです。実際、「家具を置いたら思ったより狭く感じた」という声、けっこう聞きます。
■ テレビ・ソファの配置と“動線”の確保
テレビは壁付け、ソファは壁から少し離して置くのが基本です。
このときに大事なのが動線の確保。家族がすれ違う場所や、リビングからキッチン・玄関に抜けるルートがスムーズか、必ず確認しておきましょう。
■ 天井や窓で「立体的」なリビングに!
平面だけでなく立体的な設計もリビングの印象を大きく変えます。
例えば天井を少し高くしたり、吹き抜けをつくることで自然光が奥まで届きやすくなります。窓の高さを家具に合わせると、視覚的なバランスも取れますよ。
建築ソフトやイラストを活用すると、よりリアルにイメージが湧きます。注文住宅の場合、設計士とのコミュニケーションがとても大事です。
■ 照明とインテリアで「居心地のよさ」を演出
最近はダウンライト+間接照明の組み合わせが人気です。
空間に陰影ができることで、ホテルライクな落ち着いた印象になります。
さらに、観葉植物やオブジェを取り入れることで、シンプルでもおしゃれな空間に仕上がります。成長するグリーンを選べば、飾る楽しさも続きますよ。
■ ペットと共に過ごすリビングなら…
ペットを飼っているご家庭は、あらかじめ専用スペースを設ける設計がポイント。
猫ならキャットウォーク、犬なら床素材の滑りにくさなどもチェックしましょう。
■ メンテナンス性も忘れずに!
最近は掃除ロボットが通れる家具の脚高を意識する方が増えてます。
リビング設計の時点で「掃除のしやすさ」を織り込むと、後悔しません。
中古住宅を検討中の方は、現地で家具の配置や掃除のしやすさまで**実際に動いて確認するのが◎**です。
■ 家族全員で「理想のリビング」をつくろう!
リビングは全員が使う場所。
だから、家族一人ひとりの意見を設計に反映させることが大切です。
また、設計士や不動産会社に相談する際は、ネットや雑誌から気に入ったリビングの写真や寸法を見せると伝わりやすいですよ。
■ まとめ:リビングは“平面”と“立体”で考える!
理想的なリビングをつくるには、
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グリッド設計による空間の確保
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動線・採光・照明・掃除のしやすさ
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家族の意見やライフスタイルへの配慮
この3つの視点がカギになります。
家族全員が「ここが一番落ち着くね」と思える空間を、ぜひつくってくださいね。