家づくりの第一歩は「土地選び」から。不動産会社と建築会社、それぞれの視点を理解することで、後悔しない土地選びが可能に。地盤・形状・立地などの具体的なポイントをわかりやすく解説。
こんにちは、本気不動産の佐藤です。
今回は「魅力的な土地の選び方」について、現場でよくあるリアルな話を交えてお伝えします。実は土地選びって、見る人の立場によって全く違う評価になるんです。不動産会社の目線と建築会社の目線、それぞれの違いを知っておくと、土地選びがぐっとスムーズになりますよ。
■ 地盤がしっかりしている土地がベース!
まず一番大切なのが「地盤の安定性」。これを甘く見ると、あとで建物の基礎工事に余計なコストがかかったり、最悪建物が傾く…なんてことも。
たとえば、地名を見てください。「山」「岩」がつく地名は固い地盤の傾向あり。一方で「川」「沼」がつくエリアは、柔らかい地盤の可能性が高いんです。建築会社はこの辺りをしっかり調査して、必要なら杭打ちを検討します。
■ 平坦で整形な土地はやっぱり強い
建築コストを抑えたいなら、やっぱり平坦な土地が有利。敷地内に段差があると、土を削ったり階段をつけたり、追加工事が必要になります。
さらに、整形地(四角形に近い土地)なら、間取りの自由度も高く、建物の配置がしやすい。デッドスペースが少なく、土地をフル活用できます。
■ 駅近・角地・公園隣接はプラス要素!
やっぱり人気があるのは「駅から徒歩圏内」の土地。通勤・通学の利便性が高く、資産価値も下がりにくいです。
「角地」もおすすめ。建物の向きや駐車場の設計が柔軟にできて、日当たりも確保しやすい。少し価格は上がりますが、それだけの価値はあります。
「公園隣接」も意外と狙い目。日当たりや風通しがよく、景観も開放的。まるで自宅の庭のように公園が使える感覚は、子育て世代に特に人気です。
■ 不動産会社と建築会社、見てる視点が違う!
ここで重要な視点を共有します。
不動産会社は、土地を「平面」で見ます。
形・価格・道路の接道状況、そして日当たりなどの条件を重視します。
一方で、建築会社は「立体」で見ます。
地盤の深さ、敷地の高低差、建物の向きやコスト面も含めて、実際に建てることを前提に土地を評価します。
この違いを知らずに土地を買うと、「思ったより建築費がかかる!」なんて落とし穴にハマってしまうんです。
■ 土地選びは“チーム戦”で挑め!
理想的なのは、不動産会社と建築会社が連携してくれるパターン。
不動産会社が候補地を探し、建築会社が「ここなら○○万円で建てられますよ」とアドバイスしてくれたら最強です。
さらに、「学校区を限定したい」「駅から◯分以内」といった希望条件がある方は、早めに動くのが鉄則。人気エリアほど、決断のスピードがカギになります。
ちなみに「シークレット物件」なんて言葉を聞くことがありますが、今の時代、土地情報はほぼ公開されています。特定の建築会社が押さえている土地もありますが、基本は不動産会社に相談した方が効率的ですよ。
■ まとめ:土地選びは“バランス”が命
魅力的な土地を選ぶには、「不動産会社の視点」と「建築会社の視点」のバランスが大切。
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地盤の安定性
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高低差の有無
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土地の形状
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駅近や公園隣接などの立地条件
これらを総合的に判断し、信頼できるプロと一緒に進めるのが、後悔しない土地選びのコツです。
「土地から探す家づくり」、一緒に成功させましょう!