【不動産のプロが語る】固定資産税の計算方法とその影響をわかりやすく解説! | 佐藤竜志 オフシャルブログ

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はじめまして
不動産業20年以上の経験から、不動産に関することはもちろん
相続や終活、建築・リフォームのことなど知っていることをお伝えします
日々の出来事や営業職についてなど、楽しみながら発信してゆきます

こんにちは!本気不動産の佐藤です。

不動産を買ったり、持ち続けたりするときに、避けて通れないのが「固定資産税」。
「なんでこんなに高いの?」「どうやって計算されてるの?」なんて疑問を持つ方、多いんじゃないでしょうか。

今回は、不動産のプロとして、固定資産税の基本的な考え方から、土地・建物ごとの評価方法、節税のヒントまで、しっかり丁寧に語っていきます!


固定資産税ってそもそも何?

まず、固定資産税とは、その名のとおり「固定された資産」、つまり土地や建物を持っている人が毎年市町村に払う税金のことです。加えて「都市計画税」がセットでかかるケースもあります。

この税金は、不動産の「評価額」に応じてパーセンテージで計算される仕組みになっていて、
この評価額、実はものすご〜く複雑に決まってるんです。


評価額ってどう決まるの?

評価額は、固定資産税の土台となる金額。これが高ければ高いほど、税金も上がります。

ただこの評価、実は不動産会社や建築会社でも「正確に出すのは難しい」とされるほどの複雑さ
専門的な評価基準や係数、用途地域の制限などが複雑に絡み合っています。


土地の固定資産税はこうやって決まる!

土地の場合、まず重要なのが「路線価」と「用途地域」。

  • 路線価:土地が面している道路の価格基準。広い道路ほど評価が高い傾向にあります。

  • 用途地域:住宅地か商業地かによって、建てられるものも評価額も変わります。

さらに、土地の形や接道の状況でも評価額は変動します。
例えば、細長くて奥まった土地より、整った形で大通りに面している方が高く評価されがちです。


建物の固定資産税、ここがポイント!

建物に関しては、「素材・構造・設備」が評価額に影響します。

  • 素材と構造:木造より鉄骨、鉄骨よりコンクリートの方が評価は高くなりがち。

  • 屋根・外壁:使用する材質や施工の手間でも評価が変わります。

  • 内装・設備:トイレやキッチンの数、床材の種類まで加味されます。

つまり、ちょっといい素材を使えば使うほど、評価額もアップ=税金もアップするってわけです。


後付けの建物、こんな影響も…

車庫や物置、玄関フードやサンルーム。これらも、実は評価の対象になることが多いです。

  • 基礎があるかないかで、固定資産税がかかるかどうかが決まる。

  • 面積に加算される場合もあるので、増築や後付けは慎重に!


減価償却で評価は下がるけど…?

建物は年数とともに価値が減る=「減価償却」されます。ただし、最終的に価値は20%残るように設定されています。

木造より鉄骨、鉄骨よりコンクリートの方が寿命も長く、その分評価も長持ちします。


不動産売買・リフォーム時に要注意!

固定資産税は、売買やリフォーム時にも大きく影響します。

  • 付属建物の登記がされていないと、ローンに影響が出ることも。

  • 確認申請と現状が違っていると評価が変わることもあるので注意!

買う前、売る前にはしっかり確認しておくのが吉です。


固定資産税を見越した家づくり、できてますか?

「豪華にしたいけど、税金が心配…」
そんなときは、住宅ローン控除や減価償却をうまく活用することで負担を軽減できます。

そしてなにより、「固定資産税がどこでどう変わるのか?」を知っておくこと。これが最大の対策です。


まとめ:固定資産税は“知ってるか知らないか”が大きな分かれ道!

固定資産税は、「評価額」という見えにくい要素で決まる分、
知らないと損することが本当に多いです。

マイホームを建てる前にも、物件を買う前にも、「固定資産税ってどうなるの?」と、ぜひ一度考えてみてください。

本気不動産では、こうした細かい税金の話も含めて、損しない家づくり・資産運用のアドバイスをしています。
気になることがあれば、ぜひ気軽にご相談くださいね!