哭かねー竜の麻雀譚

哭かねー竜の麻雀譚

麻雀の戦績・検証・雀荘レビューなどをしていきます。
統計などを用いてなるべく、理論的に、ロジカルに検証していきたいです。
背中は煤けません

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自分がラス目のとき点数、点差、親番状況によってどのように期待値が変化するかの「目安」を調べる。

とりあえず南1局と南2局を調べる。

方法
流れとしては、各点数状況を数点ごとに場合分けし、凸のシミュレータに入れ込んでシミュレートする。その結果をExcelに打ち込んで重回帰分析をかけて傾向を調べる。

シミュレータの条件は以下。

他家はnisiさん公開の天鳳の鳳凰卓の平均パラメータを入れる。
そのパラメータに対して大体平均順位が2.39位になるくらい
(本当はもっと現実的な2.42にする予定だったけど間違えて開始局を南1局として2.42位に調整しまったため、東一局からの場合は2.39位になる)
のパラメータを自分のパラメータに入れ込むと以下のような感じ↓


説明変数とするのは「ラス回避」に重要そうな
「自分の点数」「3位との点差」「局番号(1~8で東1局~南4局)」「残り親番回数」
とする。

目的変数は特上卓6段配分のポイント期待値とする。

なお、1位、2位の点数は同点に固定する。
つまり、
1位の点数=2位の点数=(100000-自分の点数-3位の点数)÷2
とする。

そしてその重回帰分析結果がこれ↓

係数をみると自分の点数1000点につき2pt
3位との点差が1000点につき-1.8pt
残り親番があれば3.6pt
局が南1局から南2局に進むと-4.9pt
ということになる。

この結果だけを見ると南1~2局で6段の段位ポイント1ptは点数換算で約500点になるので
残り親番があれば、残り親番が無い場合と比べて500x3.6=1800点相当分有利
同じ点数状況でも南1局から南2局に進んでしまうと500x4.9=2450点相当分不利

このことから、例えばラス目で南一局親番が流されてしまうと
親番が無くなる&局が進むということなので
1800+2450=4250点分損をするという感覚か。

わかりにくいかと思うけどとりあえず途中経過とメモ書きとしてブログアップします。
7月成績

収支 -14700
G代 -56300
CB 30800
合計 -40200

1位 17 24%
2位 16 23%
3位 20 29%
4位 17 24%
平均順位 2.529
G数 70


2015年1月~
収支 305300
G代 -411100
CB 155900
合計 50100

1位 142 30%
2位 127 26%
3位 129 27%
4位 83 17%
平均順位 2.318
G数 481

いい感じに黒字分が減っている

天鳳も連ラスで原点戻ったし、調子悪いな・・


先週で今年度課題発表なので

8月からガチ講義で麻雀もそんな打てなくなるな



これって何切る?

フリー感覚なら鉄で六万切リーチするんだけど順位戦でしかも天鳳配分だとどうなるんだろう?

~設定条件~
東南戦
東一局親15順目
データは「科学する麻雀」「北HAZさんブログ」を参照する。
○6万切リーチの場合
<各確率>
まず6万での放銃率は筋10本切れで両無筋なので約18%
6万が通る前からみて和了率は20.5%
6万が通った後の放銃率は7.4%
被ツモ率は9.0%
流局率は41.8%
<収支値>
ドラの6万放銃でマンガン確定プラスリー棒
和了した場合ももうマンガン確定(高めあるし一発割合も高いので..)プラスリー棒
ロンかツモかは五分五分
普通に放銃したら-5600プラスリー棒
ツモられたらマンガンプラスリー棒
流局したら+1500プラスリー棒

○ベタオリの場合
<各確率>
被ツモ率が11%
流局率が83%
<収支値>
被ツモはマンガン
流局は-1000

これで期待値計算する。
まず局あたり収支は6万切リーチは+311.6点となり、ベタオリだと-1270点になるので
「平場」においては「押すべき」となる。

さてでは段位pt収支ではどうか?
凸シミュレータを使って終局後点数配分を考慮すると
特上卓四段配分で、
6万切リーチは+24.0ptとなり、ベタオリだと-12.1ptになるのでやはり「押すべき」になる。

ということで判断自体は「平場」と同じ結果となった





では段位が増すにつれて判断はどう変わるか?

<特上卓五段配分>
6万リーチ -0.42pt
ベタオリ -21.1pt

pt収支としてはマイナスになったがまだ6万切が有利

<特上卓六段配分>
6万リーチ -24.8pt
ベタオリ -30.1pt

ぎりぎりラインで6万切有利?

<鳳凰卓七段配分>
6万リーチ -2.93pt
ベタオリ -26.3pt

鳳凰卓になったことで6万切有利
(ちなみに特上卓だとベタオリ有利)

<鳳凰卓八段配分>
6万リーチ -27.3pt
ベタオリ -35.3pt

まだ6万切

<鳳凰卓九段配分>
6万リーチ -51.7pt
ベタオリ -44.3pt

ベタオリ逆転

<鳳凰卓十段配分>
6万リーチ -76.1pt
ベタオリ -53.3pt

降りなきゃ死にます
というかどちらにしても死んでますな

-------------
今回の検証で段位が増すごとに判断が引き気味になることが確認できた。
九段以上になると東一局でさえ「平場」と同じ判断で良いとは言えないことも分かった。
あと、五段配分をみると親の良形聴牌でも後手に回っらまずマイナスになるので先手を取ることの重要性が増すと予想できる。
選択肢として3万切ダマorリーチもあるがこれも気力があったら計算してみるかな。
あとそもそも嵌5テンパイ時点で即リーチって選択肢もあったかな?

以上