野球の世界一を決める第3回ワールド・ベースボール・クラシックが、3月2日(土)に開幕します。

この大会は、参加する16か国を4つのグループに分けて第一ラウンドを戦い、その中の上位2か国が第二ラウンドに進み、さらにその中から上位2か国ずつの4か国が、決勝ラウンドに進んで戦います。

今回の日本の第一ラウンドの対戦相手は、2日(土)ブラジル、3日(日)中国、6日(水)キューバの3か国で、すべて福岡のヤフードームで行われます。


初戦のブラジルは、WBC初出場で、これまで国際試合で対戦したことも記憶に無いくらい実力は未知数ですが、先発が予想されるフェルナンデス投手や中軸を打つと思われる松元ユウイチ選手は、日本のヤクルトスワローズに在籍していて、他にも日系人が何人もメンバーに含まれていて、日本の野球を知り尽くしている点が気になるところです。


二戦目の中国は、3回連続の出場で、第一回大会は日本との試合で2-18で大敗するなど、予選3試合で得点6に対して失点40と明らかに弱点を露呈していましたが、4年前の第二回大会では、初戦の日本戦で0-4と負けながらも好試合を行った後、続く台湾戦では4-1と勝ってWBC初勝利をあげるなど、明らかにレベルを上げていて、今回もさらにレベルアップしていると思われます。


三戦目のキューバは、アメリカや日本などと並ぶ野球大国で、これまでにも数々の国際大会で優勝するなど日本にとって一番怖い相手と言ってもいいと思います。昨年日本で行われたキューバとの強化試合では、投手陣の活躍もあって日本が連勝しましたが、今回はもっと打線を強化してきていると思います。


これまで日本国内で、オーストラリアとの2試合を含めて、日本代表・侍ジャパンは数試合の強化試合を行ってきました。

オーストラリア戦の2試合は、相川選手の劇的な逆転3ランや松井稼頭央(かずお)選手のタイムリーヒットなど、ベテラン選手の活躍もあって連勝しましたが、広島東洋カープと阪神タイガース相手の2試合は、いずれも3安打しか打てず完封負けという散々な結果に終わりました。


強化試合を通して山本浩二監督のこだわりが見えるのがジグザグ打線です。

ジグザグ打線とは、右打ち、左打ち、右打ち、左打ち・・・・・という感じで、右打ちの打者と左打ちの打者を交互に並べていく打線のことで、うまく機能すれば確かに相手投手にとっては、脅威の打線になるかもしれませんが、今回の強化試合の結果を見れば、あまり相手に脅威を与えているようには見えなくて、開幕を前にして打線の大いなる奮起が望まれそうです。