別府湾の海沿いを走る、別府大分毎日マラソンが行われました。

いつもの別大マラソンなら、どんな無名の若手選手が出てくるかが楽しみだったのですが、今回はロンドンオリンピックで6位に入賞した中本健太郎選手と日本一速い公務員ランナーとして有名な川内優輝選手が参加することで、いつも以上に注目されました。


中本選手は、拓殖大学時代に箱根駅伝に出場していますが、学生時代にそれほど目立った成績はなくて、安川電機に入社後もしばらくは目立った活躍ができませんでしたが、2年前のびわ湖毎日マラソンで4位に入ったことで、韓国の大邱(てぐ)の世界陸上の日本代表になって、その時に10位になり団体戦での銀メダル獲得に貢献しました。それから去年のびわ瑚毎日マラソンで5位に入って、オリンピック代表に選ばれ入賞しました。

最近のマラソンレースでは安定感が目立ちます。


川内選手は、学習院大学時代に、学連選抜の選手として箱根駅伝に2度出場しましたが、他の有力ランナーがほとんど駅伝やマラソンの強豪の実業団に所属する中で、埼玉県の高校に勤務しながら、自分で練習方法や参加するレースを決める独特のスタイルです。

2年前の東京マラソンの3位に入って注目を集め、去年一年間だけでもマラソンレースに9回出るなど、これまでのマラソンランナーでは考えられないほどたくさんのレースに出場しているので、その疲れも心配されます。


今回のレースは、優勝を争うとみられた中本選手と川内選手が、28キロくらいから飛び出すと、他の選手は全くついていけず、完全にふたりの一騎打ちとなりました、お互いに何回も前に出て離そうとしましたがなかなか離れず、最後の給水ポイントとなった41キロ過ぎに勝負が決まりました。給水後にスピードを上げた川内選手に、中本選手がついていけずに勝負は決まりました。


優勝した川内選手と2位になった中本選手の競り合いでタイムも上がり、2時間8分台の大会新記録で、ふたりにとっても自己新記録という実り多い大会になりました。

これで8月にモスクワで行われる世界陸上の代表に、ふたりとも選ばれる可能性が高くなったと思います。

これからも競い合ってレベルを上げてもらいたいです。