エコカーとして人気のハイブリッド車や電気自動車ですが、走行音が静かすぎて、視覚障害者などから車の接近に気がつきにくいという指摘があり、低速走行時に人工的に音をつけたりする実験の体験会が行われ視覚障害者などが参加しました。
体験会ではハイブリッド車のトヨタ・プリウス、ホンダ・インサイト、日産・アルティマと電気自動車の三菱・i-MiEVについて,10キロ以下の低速時、約25キロの中速時、停止時や発進時にエンジン車とどのくらいの違いがあるかを比較して、その時にチャイムや疑似エンジン音を鳴らすなどして、参加者がどのくらいの距離で車に気がつくかの実験を行いました。
人工音なしで試したところ、電気自動車では、横を車が通りすぎたことさえ全く気がつかない人もいました。
視覚障害を持つ参加者はなどからは「人工音は上品な音が多く、騒々しい街中で気がつくか疑問です。」「10キロ以下では走行音がほとんど聞こえなくて、車とわかる音が必要で、音量についても考えてもらいたい。」などの意見がありました。
せっかく環境のためにと考えられたハイブリッド車や電気自動車ですが、喜ばれるはずの音の静かさが、逆に問題になってしまうという皮肉な結果になっています。