新潟県の佐渡島でトキ10羽が試験的に放鳥されてから約半年がたち、8羽が冬場を乗り切りましたが、そのうちのメス4羽はすべて佐渡海峡を越えて本州に渡り、佐渡に残るトキはオス4羽だけとなり、放鳥による繁殖の可能性は極めて低くなり、環境省は専門家の会合で対応を協議することになりました。
放鳥した10羽のうちメスは5羽いましたが、昨年12月に1羽が死亡して、残る4羽はすべて佐渡島から本州に渡りました。
そのうちの3羽は一時期オスと行動をともにすることもありましたが、繁殖はしませんでした。
トキ保護センターの金子獣医師は「飼育下のトキはメスがオスを選ぶ傾向にあり、メスが相手を気にいらずに、他のオスを求めて海を越えたのかまもしれない。」と言っています。
環境省は佐渡でのトキ60羽定着の野生復帰計画は変更せず、佐渡以外での放鳥も考えてはいませんが、専門家会合で今後の放鳥計画によっては変更される可能性もあるみたいです。
トキがまた日本の空を自由に飛んでいる姿の実現はかなり難しそうです。