あなたは体を感じていますか? 感じる力を鈍らせていませんか?
自分の体だからと思って、体の感覚を無視して無理ばかりさせていると、体が悲鳴を上げて、いろいろな症状として顕れることがあります。
そろそろ体を感じる力を身につけて、体と仲良くなりませんか?
簡単な3つのステップをご紹介します。
誰に対するよりも、自分の体には厳しく当たってしまう。
ーーそんなこと、ありませんか?
体を感じることは、体と和解し、自分を大切にすること。
「体を感じる力」を身につけると、生きることが楽になりますよ。
●「体を感じる力」を身につけよう(1)体につらく当たっていることを自覚する
●「体を感じる力」を身につけよう(2)「体を感じると楽になる」ことを知る
●「体を感じる力」を身につけよう(3)コツコツ練習しよう
●さらに「体を感じる力」を磨くには?
「体を感じる力」を身につけよう(1)体につらく当たっていることを自覚する
家のことも仕事のことも色々あって……。
家族の用事もしなくてはいけないし……。
人に迷惑をかけるわけにはいかないから……。
体はつらいけれど、そんなこと言っていられない。
とにかく今は頑張らなくっちゃ。
だから体よ、もっとちゃんと動いて!
ーーそんなふうに思うこと、ありませんか?
でも、ちょっと待ってください。
「自分の体」だと思うから、体に無理をさせることで乗り切ろうとしてしまいますが、
これがあなたの身近な人だったらどうですか?
「無理しないで」「ちゃんと休んでね」と声をかけるのではないでしょうか?
体はいつも、一番近しい存在として頑張ってくれているのに、
ついつい、単なる道具のように、機械的に働かせてしまいがち。
働いて働いて、くたびれて「もう動けないよ」となっても、
「怠けてるんじゃない、もっと働け!」と言われてしまう。
ーー体の立場になったら、たまったものではありませんよね。
ずっとそんなことを続けていたら、
体にストライキを起こされたって不思議ではありません。
そんな状態のまま「症状よ無くなれ!」「体よ元気になれ!」と願っても、
それはなかなか無理な注文というものですよね。
何を隠そう、昔の私がまさにそんな人でした。
(なので、体の不調に長いこと悩んでいました。)
もしあなたにもそういう側面があるのでしたら、まずは第一歩として
「自分の体につらく当たる傾向があるのだな」と自覚することから始めましょう。
「体を感じる力」を身につけよう(2)「体を感じると楽になる」ことを知る
ここで、私が鍼灸学校に通っていた頃のエピソードをお話しさせてください。
当時、片道2時間かけて通学していて、
電車の中で本を読んだり勉強したりするため、いつも大荷物でした。
その結果、ひどい肩こりに。
首や腕にも痛みが出て、かなりつらくなってしまいました。
当時はまだ効果的なセルフケアを知らなかったので、
ない知恵を絞って、こんなことを考えました。
肩に、手乗りインコのピーちゃんが
止まっているつもりで生活する!
凝っている肩は「自分とは切り離したい厄介者」のような気がしたので、
そこを変えてみたらいいのではないかな、と。
小さい頃に飼っていた手乗りインコのピーちゃんが肩に乗っているつもりになれば、
肩が「親しみのある存在」になるのではないかと考えたわけです。
荷物を肩にかける時にも「ピーちゃん、ちょっと重いよ」。
家にたどり着いたら「ピーちゃん、ありがとうね」。
しばらく自分の肩に話しかける変な人になっていました。
そうしたら一週間ほどで、
/
肩こりが激減して、
首も腕も、びっくりするほど軽くなったのです!!
\
肩こり嫌だなぁ…と、肩を厄介者にしていたときは、肩を感じないようにしていた。
でも、肩にピーちゃんがいると思うことで、肩を感じることができ始めた。
ピーちゃんのイメージが大事だったのではなく、
「体を感じられた」というのが大きなことでした。
なぜか分からないけれど、「感じると楽になる」「感じることで整う」、
そんなふうに人間はできているんだな、という体験でした。
「体を感じる力」を身につけよう(3)コツコツ練習しよう
「感じると楽になる」ということを知ったなら、あとは練習あるのみ。
今まで「体を感じようとする」ことがあまり無かったのなら、
最初からうまくできた実感がなくても当たり前です。
体の立場になったら、
/
今まで自分を無視していた人が
こちらに気持ちを向けてくれている!
\
ーーというだけで嬉しいですよね。
だから、チャレンジすること自体に意味があります。
少しずつでいいので、慣れていきましょう。
「体のどこが頑張ってくれているのかな?」と感じてみて、
その場所を「ありがとうね」という気持ちを込めてゆっくりとさすったり、
じっと手を当てて、手の温かさを感じてみたり。
どこが頑張っているか分からない時は、
どこでもいいから撫でてみたり、手を当ててみたり。
腫瘍やしこりがある場合は、それ(というか、その子)にかわいい名前をつけて、
「いつもありがとうね」「今日はどんな感じ?」などと
話しかけるつもりになるのもお勧めです。
毎日すこしずつやっていると、
だんだん「今日はちょっと弛んでいるかな」「今日は意外と楽そうだな」
「今日は苦しそう、無理させちゃったからな」など、
日々の違いも感じ取れるようになっていきます。
そうなった頃には、ずいぶん体と和解し、仲良くなっているはず。
体を持って生きていることが、楽になっていることでしょう。
体を感じる力を身につけたあなたは、前よりも深いレベルで「自分を大切にできる人」。
そのとき周りの人のことも、さらに深く大切にできるのかもしれません。
とはいえ、完璧さや結果を求めて行うと挫折しがちなので、
「なんとなく」の感覚を大切に、気楽に試してみて下さいね!
さらに「体を感じる力」を磨くには?
いかがでしたか?
「体を感じる力」を身につけよう!と思って頂けたでしょうか?
感じる力は、誰しも生まれながらに持っている力なので、
気楽にチャレンジしているうちに
「そういえば前よりできるようになった」と思えるようになるはず。
ぜひ、やってみて下さいね。
そして実は、「体を感じる力」をさらに磨くための何よりの近道が、
手当て(整体指導)を受けること。
体に「手当て」をしてもらうと、
おのずと「自分の体を感じるモード」になります。
そのうえ、手当てをする人も、手を通して相手の体を感じますから、
「手当てをする人」「受ける人」の2人がかりで、受け手の体を感じて、
受ける人の体が急速に整うのです。
整った体は余計な力みが抜けて、より「感じる力」が高まります。
手当て(整体指導)を受けることで「体を感じる力」を身につけることにご興味おありでしたら、
まずはこちらの無料診断を試してみてください。
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