~会社~
隼人(さて、今日は周りがどう動くか見ておくか)
今日はあらかじめ南条さんには様子を見ると言ってある。
南条さんが推してくれた人を始め今の部署で仕事を効率よくできている人を探す。
南条さんは今日1日自分の仕事をやってもらってスキルを確認する。
隼人(俺も自分の仕事しないとな)
とは言っても移動になったばかりの隼人にはあまり仕事が回ってこない。
昼休みが始まると同時に完全に暇になってしまった。
隼人(さてどうするかなっと・・・お?)
他の社員さんがお昼を買いに席を離れていく中一人だけ席に座ってパソコンのモニターと作ったマニュアルを交互にらめっこをしていた。
隼人(小さいな)
デスクに積まれた資料が多いのもあるがとても小柄な女性だった
隼人は気になって彼女に声をかける。
隼人「何かわからないことでもあった?マニュアルに不備とか?」
女性社員C「ひゃい!?!?!!」
横から声をかけたのにもかかわらずとても驚かれてしまった。
隼人「ご、ごめん驚かせちゃったね」
女性社員C「あ、いえこちらこそすみません集中していたもので…あなたはこの間本社から来たえーっと」
隼人「大智です。あなたは?」
女性社員C「新田です」
隼人「新田さんですね。よろしくお願いしますね」
新田「はいこちらこそよろしくお願いします。」
隼人「それでどうされたのですか?何か悩んでいるようでしたので」
新田「あ、いえその…」
隼人「?」
彼女はなかなか目を合わせてくれない
目線を横にそらし手をもじもじさせている。
新田「い、いえ自分でできますので」
隼人(あ、思い出した昨日今日デスクの近くに来ては席に戻って行ってマニュアル読んでた人だ。おそらくわからないことがあったんだな)
隼人「何かわからないことがあったんですよね?」
新田「え!?あ、いえそうなんですけどだ、大丈夫ですよマニュアルありますから」
隼人(ふむ、これはあれだ。マニュアルなんか作ったから聞くなとか思ってるんだろうな。それにこんな怯えられると傷つく)
隼人「そのマニュアルで分かりにくいことがあったんですよね?聞いてくださいって昨日言ったじゃないですか。別に聞かれるのがいやでそれ作ったわけじゃないですからわからなかったら聞いてください。ね?」
隼人は優しく接することを誓う
新田「え?そうなんですかなら聞いてもいいですか?」
予想は当たっていたようだ
悲しい・・・
隼人「・・・おれってそんなに怖かったですか・・・」
新田「はい!・・・っあ!ち、違いますよ!?」
隼人「そうか~怖かったか~」
彼女の返事はとても素直な子供のようでした。
新田「ほ、本当に違うんです~」
するとそこに
南条「どうしたの新田さん大きな声出して」
買い物から戻ってきたらしい南条さんが声をかけてきた。
新田「南条さ~ん、大智さんが~」
南条「隼人くんが?」チラ
南条が見たものは膝を抱えてしゃがみこむ隼人だった。
南条「そうしたの!?」
隼人「新田さんが怖いって・・・」
南条「は?」
新田さんが訳を話す。
南条「あはははははh・・」
話を聞きおわたのか南条が大笑いしている。
南条「それで膝抱えて落ち込んでるの!隼人くん面白すぎるわよ」
隼人「だってあんなに素直な返事をあの顔で言われるとくるものがあります」
南条「まあ仕方ないわよね。こんなに童顔なんだもんね~けど彼女私と同い年よ」
隼人「え!?」
(南条さんと同い年!?あれで!?この場合どっちが正しいんだ美人で綺麗な南条さんか?童顔で子供っぽい新田さんか?間にいないのかもっと普通な人が!!)
南条「なにか失礼なこと考えてない?」
隼人「滅相もございません」
南条「それで新田さんどこがわからないのよ。彼に聞けばちょいちょいよ」
新田「そうですか?ならここがわからないんですけど」
マニュアルを見せられるが
隼人「どれどれ?・・・・・・・・・・・・・ん?」
新田「へ?」
隼人はモニターとマニュアルをみてもう一度聞いた。
隼人「新田さん?何がわからないって?」
モニターに指をさしながら聞いてきた。
新田「ここですよ?ここの処理の仕方がわからないのでマニュアルで探してたんですけどまさか大智さんでもわからない問題なのでしょうか」あわわ
南条「そんな問題があるの?」
隼人「いえ、この問題自体はとてもシンプルな問題なので僕もマニュアルにまとめてあります。あるんですが・・・」
南条・新田「うん?」
隼人「読んでいるマニュアルが違うんです。」
南条・新田「へ?」
隼人「南条さんこの色はなんの仕事用でしたか?」
南条「事務仕事よね?」
隼人「そうです。しかし彼女が今やっている仕事は計理に関する仕事なんです。」
南条・新田「え?・・・えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?!?!!??!!!!」
隼人「そりゃわからないはずですよ。載ってないんですから」
南条「新田さんそれはないですよ」
新田「え~私のせいですか?これ事務仕事だから急ぎでねって◯◯さんに回されてきて」
隼人「・・・少し場所変わってもらっていいですか」
新田「は、はい」
隼人は新田と場所を代わり新田の席に座って積んである資料やクリアファイルにものすごい勢いで目を通していく。
隼人「新田さん頼まれたのはこの山ですか?」
目を離さないで新田に声をかける
南条「ものすごい勢いね・・・これが隼人くんの実力か・・・」
新田「終わったと思っていた仕事もちゃっかり直されてます・・・」
南条「うそ!?今終わった仕事にも目を通してるの!?」
新田「そうですねなんか悲しくなってきました…」
南条「…これが今の私たちとの差か~。私ここまでになれるかしら・・・」
新田「なんの話です?」
南条「ああ、それがね___」
隼人が仕事を終える間に隼人と南条の計画が新田に話された。
仕事が終わる頃にはお昼が終わってしまい隼人はお昼が食べれなかった。
新田はちゃっかり南条と食べていたようで結局たべれなかったのは隼人だけとなった。
だが、隼人は仕事が終わっていたこともあってひっそりと職場を抜け近くにあった牛丼チェーン店に向かった。
食べ終わり戻ってくると新田さんの近くに何人か集まっていた。
何事かと思っていると南条さんが駆け寄ってきた。
南条「隼人くん大変よ。」
隼人「どうかしたんですか?」
南条「新田さんが仕事を隼人くんに押し付けたって話になってるのよ。それで責められてるみたいで」
隼人「・・・あ~さっきのを見てる人がいたってことですね。急ぎってこともあったみたいなので俺がやってしまいましたからね。何よりムカついたので。」
南条「ムカついたっていうのは?」
隼人「あの量は普通たまらないはずです。何より彼女は他の仕事ですら同じような量の仕事を抱えていたなずなにですよ?それをほかの人が貯めた仕事を関係ない人に回すとか頭おかしいんじゃないいのかって話です。」
南条「・・・隼人くんの仕事に関する熱意はわかったわ。で、どうするの?」
隼人はここ一番の笑顔で
隼人「もちろん今からあそこで責められてる新田さんにあの山のような仕事をかたずけてもらうために周りのハエを払ってきますよ。ハエにも仕事があると思うので。では行ってきます。」
このとき南条は思った。
隼人くんは仕事で怒らせてはいけないのだと
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