新田デスク周辺
◯◯「新田さんさっき頼んだ仕事なんであなたがやってないの?」
△△「彼女の言う通りだ。頼まれた仕事を人にやらせるなんて。」
新田「ぅぅ・・・」
わやわやがやがや
さっきより人増えてね?
どんな不満があるのかは知らないが新田さんの周りに集まり始めている。
本当にハエのようだ。
部長は何やってるんだ
それを見た隼人は
とても怒りが頂点状態からさらに爆発した。
隼人は近くにあった人のいないデスクを新田を責めている人たちだけでなく部署の全員が振り向くほど強く叩いた。
みんなが隼人に注目をして静まり返った部署
その沈黙を破ったのはもちろん笑顔の隼人
隼人「みなさん仕事もしないで何をやっているのですか?」
◯◯「な、何ってそりゃ」
隼人「仕事もしないで仕事をしている人の邪魔ですか?」
△△「き、君ね。そもそも君が彼女の仕事を押し付けられたんじゃ」
隼人「何を言ってるかわかりませんね。押し付けられたのは新田さんの方じゃないですか。その仕事を変わっただけですよ。」
◯◯「何を勝手に!」
隼人「それはあなたではないんですか?」
◯◯「な、なにをいって」
隼人「あなたが押し付けた仕事をやったので言いますけどあなたこれを事務仕事で早めにとおしゃったそうですね。」
◯◯「だから何よ」
隼人「彼女はあなたが言った通りにあの仕事を事務仕事として僕が作ったマニュアルを見ながらお昼休みをあなたが呑気に食事している間に一生懸命にやっていました。間違えていたところもありましたが。」
◯◯「だからなんなのって言ってるじゃない!」
隼人「その中に経理に関する仕事がありました。」
◯◯「!?」
隼人「その経理に仕事自体は簡単なものです。よく読めば経理の仕事だとわかります。が彼女は事務仕事と言われたからと一生懸命事務に関するマニュアルを読んでいましたし、何より事務仕事といわれたらそうと思ってしまうような内容でしたから彼女が気付けなかったのは無理もありません。自分の担当じゃないんですから。」
◯◯が何も言わないで俯いている
周りで新田を責めていた人たちも隼人のことをただ見ている。
隼人「おや?何か言うことはないのですか?僕はまだあるので言わせていただきますね。」
隼人はさらに追い討ちをかけ始めた。
隼人「中に経理の仕事が入ってたとかそんなことは割とどうでもいいです。そんなことよりなんであそこまで自分の仕事なのに貯めていたのですか?あんなの人に頼まないでそれこそお昼休みにやってしまえば慣れていなくても半分は終わっていたでしょう。なぜ頼んだのですか?彼女にはあからさままでに積んであるこの仕事があったではないですか。他のデスクの人もいたのになんで彼女なんです?任せること自体を責めているのではありません。なんであなたは人にやらせているのに呑気に昼食なんかに行っているのですか?他の人にも分散させてやってもらえば早く終わりましたよね?」
◯◯は肩を震わせ泣いている様子だったが
隼人は
隼人「なんで泣いているのですか?泣けば終わると思っているんですか?僕は聞いているんですよ。もう一度聞きますよ。なんであなたは自分に与えられた仕事を他の人にやらせておいて自分は昼食に行き、それを他の人がやったからと責めていたのですか?あ、これは周りに集まっているあなたがたも同じですね。なんでです?」
新田を責めていたまわりの人たちもまさか飛び火すると思っていなかったのか急にうろたえ始める。
隼人「おや?どうしたんですか?仕事もしないでだれかが責められるのを楽しんでるのかどうか知りませんがそれに便乗して人を責めて。楽しかったですか?」
新田(・・・こわいわね~あれが年下とか考えるのこわいわ、けど、そろそろ止めないといけないわね・・・もう少しだけ…あの人私嫌いだし)
隼人「さて、まだだんまりとしますか?何か言ったらどうですか?それとも他にも急ぎの仕事があってそれでお昼休みを潰してそっちをやっていたとかですか?そうであれば今までのことは謝らせていただきますがそうではないのでしょう?ここまで聞いて周りの方達はそれでも新田さんが悪いと責めますか?それともあなたがたは新田さんを攻めるだけの何かがあるのですか?彼女に罵声ではなく言う言葉があるのではないですか?」
といいながら新田さんに手を向ける。
◯◯以外は新田さんに一言かけてから各席に戻って行った。
隼人「あなたはまだ言うことが出てこないのですか?謝るなんて小学生でもできますよ、あなたに私の仕事を押し付けてごめんなさい。っていうだけですよ?できないんですか?仕事できないんですからそのぐらいやってくださいよ。まだ、新田さんには仕事が大量に残っているんですから早くしてください。」
南条「はい、隼人くんそこまで。やりすぎ、言い過ぎよ」
隼人「すみません少しムキになってしまいました。◯◯さんすみませんでした。言い過ぎたようです。が、最後にこれだけは言わせてください。僕らは社会人です。いつまでも学生気分で働いているなら迷惑なのでやめてください。一つのミスで会社全体の責任になるんです。この言葉を理解できないならそれでいいです。」
彼女から目を離しみんなのほうを向き腰を折る
隼人「皆様にご迷惑をおかけしました。今遅れた仕事分は僕に回してもらっても構いませんので仕事に戻りましょう。」
隼人は南条さんと新田さんに一言かけ席に戻った。
結果的に終礼の時間まで本当に仕事を持ってきたものはいなく終わりそうになかった新田さんの仕事を手伝って終礼を迎えた。
終礼で部長が
部長「今日あったことは聞いた。大智くんの言い方が悪かったかもしれないが間違ったことは言っていない。急募で集められたせいなのかもしれないが君らにはスキルがない。これは仕方がない。だが、こうやって出来る人を会社が用意した。彼はマニュアルを作ってくれた。できないからとそのままにした君らに非がある。それを溜め込んだ結果が今日の出来事じゃないのかな?学生じゃないんだ。できないことはすぐに聞きなさい。終わらないなら持ち帰れるものは持ち帰ってもいい。休日出勤も許されているのになんでやらないんだ。学校の課題じゃないんだぞ。君らはお金をもらっている以上はそれに見合った仕事はしなくてはいけない。すぐにとは言わない社会人としての働くということについて自覚を持ちなさい。今日は以上。◯◯は後で私のところに来なさい。はい解散。」
隼人「さて、新田さんもう少しで終わりますし今日中に終わらせちゃいましょ。」
新田「は、はい!」
南条「隼人くんこれなんだけど」
隼人「あ、これはこのマニュアルの32みてください」
3人で仕事を始めると昨日まで真っ直ぐ帰っていた人たちが自分のデスクで仕事を始めた。中には帰る人もいたがその人たちは自分たちのペースがある人や隼人のように要領よく仕事を片付けている人もいるので別に文句なはい。
隼人(もともと、文句はなかったけど…さて、これがいつまで続くかな~と)カチャカチャカチャカチャカチャ ッターン!! ッターン!! ッターン!!
隼人「はいおしまい。」
新田「早いです隼人さん」
南条「ほんとこわいわ~」
隼人「ささ、このぐらいちゃっちゃと終わらせてくださいよ。お二人には俺と同じところまでいっていただくんですから」
南条「え?私はいいけど新田さんにするの?」
隼人「いや~今日ので周りの人からどうやら嫌われたようでして気にしないで教えることが厳しくなってしまいましたから必然とね。何よりこのこと知ってる人もお二人だけですし。」
南条「そうね、さっきからあなたの噂話で盛り上がってますしね。」
新田「ですね、隼人さんにを影で呼ぶ名が笑顔の悪魔だとかなんとか」
隼人「・・・泣いていいですか」
南条「今日も飲みに行きましょう。奢ってあげるから、ね?」
新田「ごちそうさまです!」
南条「あなたは自分で払いなさい」
新田「え~」
南条「え~っじゃありません。」
新田「いいじゃないですか~」
南条「それなら隼人くんの分あなたが出しなさい」
新田「なんでですか~」
南条「仕事やってもらったんだからそのぐらいしなさい」
新田「なら半分にしましょう!」
南条「う~んそれなr・・・」
隼人「なら、この仕事早く終わらせましょうね」
いつの間にか復活していた隼人が二人の肩に手を置き、
さらにはあの時のような笑顔で二人を見つめる。
南条「ち、違うのよ隼人くん。れ、冷静にね」
隼人「僕は至って冷静ですよ」ニコ
新田「あわわわわわあわあっわわっわわわわ」
隼人「新田さんどうしたんですか。風邪でも引いたのですか?なら、早く帰りましょう。残りの仕事を片付けてから…ね」
南条・新田「「ひぃぃぃーーーい!」」
このあと1時間みっちり仕事した。
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