どうでもいい日々
表参道の根津カフェに行く予定だった
はいるやいなや
美術館を見学した方のみご利用いただけますだと
じゃあ、結構です
そう言って出てきてしまった。
今日は美術館に行く余裕などない
仕方ないなぁ
初めて一人で行ったカフェはここらへんだったことを思い出した。
春なのにものすごく暑い日だったのを覚えている。
懐かしくなって行ってみた。
カフェ レジェ グルニエ(南青山)
そこは屋根裏部屋みたいなカフェだ
まだカフェに慣れてなかった私はものの10分くらいで出てしまったから、全然楽しめなかった。
私は外が見える席が好きだ
店内は暗くて温かくて本当に秘密の部屋みたいな感じ
なんか、この不思議なものを飲んだ
コーヒーとミルクが2層に分かれてて、いくら飲んでも混ざらない
ふと目をやると外が見える
電線多いな
と思った。
気づいたら暗くなっていた
紫色の気味悪い空だった。
柴田淳のHIROMIを聞いていた。
この人の透き通った声が涼しい声が好きで、何故か切なくなる。
私はあまり歌詞とかは気にしない。
大抵雰囲気で良し悪しを決めてしまうのだ。
だから、HIROMIの歌詞をよく聞いたらぎょっとした。
表参道から代々木八幡まで30分かけて歩く。
昼間は多少賑わっている代々木公園や明治神宮もこの時間になるとひっそりとしていた。
漆黒の闇の中で葉っぱがぞわぞわする音がちょっぴりホラーだった。
今日も無駄なことしたなぁと思った。
どうでもいい日も必要だ
と思いつつも、なんとなく後ろめたさが残る。
帰り道立ち寄った本屋で買ってしまった
こうやって、大事なことを後回し後回しにしてしまうのだろうか
本当に、どうでもいいことを繰り返すことをやめられない




