前日のテストの疲れを引きずりながら、
東京駅からのぞみで京都に向かっていた。

今となってはだいぶ昔の話のように思えるが、7月のはじめに京都に行った話をしようと思います。

京都は不思議なところだと思う。
何回行っても帰りには、
もっと見るべきところがあったはずなのに。
そう思えてしまうくらい奥が深い(気がする)。
名残惜しい気持ちになる。
そんなこんなで京都に来るのは5度目になったというわけです。

京都は盆地だから絶対暑いのは覚悟していたが、いざ行ってみると雨がざんざんだった。

お昼、祗園に親子丼を食べに行ったらランチとディナーの間の休みの時間で生憎食べることができなかった。

どうしても親子丼を食べたい私達はディナーまで観光して暇つぶしすることにした。

雨とはやっかいなもので、かの有名な銀閣を見ても傘が視界の邪魔をするし、とにかく行動しずらい。

暗くなって私達はかねてから行ってみたいと思っていたカフェに向かっていた。
木屋町通と四条通が交差していている薬局屋の奥にひっそりと存在している。


屋根から滴り落ちる雨や、
濡れた外壁と夜の空気がいかにもノスタルジックな感じがした。

フランス語で夜会という意味のカフェ

まさに。と思う


喫茶ソワレ
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蒼い店内は幻想的。
空気が冷やっとする
2階の川が見える席に腰掛ける。
雨は一向に止む気配がなく、つらつらと屋根から雫が滴り落ちていた。
定番のゼリーポンチ
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カラフルできらきら宝石みたいなゼリー
見た目の美しさと微炭酸に思わず気持ちが弾ける。
窓際に置かれている葡萄をモチーフにしたランプは蒼い店内に映えていてすずなりになった実を思わずもぎとりたくなる。
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雨の日の夜
まるで水の中にいるような静謐さ。
クーラーの寒さ、灯りの蒼さ、ゼリーポンチの爽やかさ、皮のイスから伝わる冷たさがひんやりとさせる。
そろそろ出ますか
と言った頃には
体の芯まで冷え冷えしていた。



外に出るとじとりと湿って生温い空気に包まれる。
全然空気が違うなぁと思った。
あそこは別の世界なのではと思ったりもする。
 店内に飾られた美人画が微笑してるのを思い出す。
本当にさっきまであそこにいたのかとぼんやりと考えていた。


2軒目のカフェで、行く予定だった親子丼のお店がディナーに親子丼を出してないことを知った。
その後必死に探して見つけた親子丼のお店も材料がないと言われ門前払いされてしまった。

3回もふられちゃったね
そう言いながらのろのろと夜の京都の街を歩いていた。