噛みつきの抑制 | ドニーのトレーニング日記

ドニーのトレーニング日記

愛犬のミニチュア・ダックスフンドのドニーの日常をアップしていきます。
The training dog becomes happy=トレーニングする犬は幸せになる

犬の噛みつき事故は毎日どこかで起きています。

自分の愛犬が人や犬に噛みつかないようにする為にはどうすれば良いのか? 今日はそのしつけ、トレーニングについて書きたいと思います。

仔犬から飼い始めた方のほとんどは噛みつかれて痛い思いをされたと思います。仔犬の歯は鋭く尖っているので少しの力でも噛まれるとかなり痛いです。 

仔犬は生まれて、親犬や兄弟犬と噛みつき遊びをしていて強く噛んで相手からフィードバックを受ける事で自分の歯がどれだけ痛いのかを理解していきます。 兄弟犬との噛みつき遊びによっていわゆる「甘噛み」(力を入れず優しく噛む)を完全に覚えるには、親犬や兄弟犬と一緒に生活する期間は短いと言われています。

なので仔犬を飼い始めた飼い主は仔犬と噛みつき遊びをしなければいけないのです。

具体的には飼い主は仔犬と遊んでいて噛みついてきたら「痛い!」と叫び、1〜2分部屋から出ます。 その場からいなくなる事がもう一緒に遊びたくないとの飼い主の意思表示になるのです。 飼い主を強く噛んだら遊んでもらえなくなる事を学習させるのです。

そして犬は強く噛んだ事で遊びが中断してしまうので次は噛む力を抑えようと学習していきます。

一回で学習出来ませんので、この遊びを何度も繰り返します。

気をつけなければいけない事は「痛い!」の言い方です。仔犬がドキッとするくらい、大きい声で叫ぶ事です。 

月齢が近い仔犬がいたらその子と一緒に遊ばせる事もいいですね。

犬の社会化にもとても良い事なのです。

動画をアップします。

一見、激しい感じではありますが仔犬同士なら問題ありません。お互いに遊びを一旦中断する時もあるのでちゃんと遊び方を知っていると思います。 

「噛みつきの抑制」は将来、愛犬が噛みつき事故を起こさない為に飼い主は必ずしなければいけない犬のしつけなのです。


愛犬が将来、噛みつき犬になるかどうかは、この遊びをどの程度やったかに左右されると僕は思っています。

稀に飼い主との噛みつき遊びに興味を示さない仔犬がいますが、そんな時は飼い主が仔犬に手を噛ませるように仕向けて、仔犬の歯が手に当たったら「痛い!」と叫ぶ事を繰り返します。


今回はここまでにします。

次回は「噛みつきの臨界点」について詳しく書きます。