保育所の頃の話しです。
【おとなになったらなりたい人】
という課題がありました。
私はそんなの考えたこともなかったので、とても困っていました。
唯一思い付いた“およめさん”というのは他の子が書いてて、「真似したらいかんで!」とみんなに言って回っていたので、書けません。
誰かが「パイロット」と言ったので、じゃ、スチュワーデスにしようかと、半パクリして書きました。
ひちわーです……と。
それが、卒園文集だったのです。
出来上がりが……。
ひちわーです
すちわーです
そう、わざわざ━━(線)で打ち消して、隣に赤字で訂正してました。
これ、めっちゃ意地悪くないですか
一人一人呼ばれて、先生の目の前で書いたのです。
注意も、書き直し指導もありませんでした。
50数年前はこんな保母、普通にいました。
しかも、先生もまちがってるし
とても嫌な思い出です。
が、比較的、意地悪に強い性格だったので、あまり気にせず成長しました。
怒る母親を見て、あ、ここは怒る場面だったのか、と気づいたのです。