痛みはどこから | どんな時も~身体表現性障害/線維筋痛症から立ち直ったブログ~

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2012年に身体表現性障害(疼痛性障害)、線維筋痛症を発症
現在の痛みは1割程度
共存しながら、幸せな日々を送っています。
過去のこともたまに振り返りつつ、ありのままの現在の私を綴っていきます。






身体表現性障害のブロ友さんにコメントのやり取りで質問されたことにお答えしようと思います。



『自分の痛みが本当は身体に原因があって痛いと思ってしまう。どうやって身体表現性障害の痛みか判断しているのか?』



私も医者にこの病名を告げられても発症当初はどこか身体に異常があって、外科や内科的に治療すれば治る、痛みが完治する病気だとどうしても思いたかったです。



まず私の痛みは移動が激しいので、別の場所に移動したら身体表現性障害だと判断してます。それでも不安だったら病院に行って、検査します。



そこで異常なしと言われたら、「あ、なんだ〜いつもの痛みか」で納得して終わりです。



もし、それでも納得できない場合はお金がかかっても、鼻で笑われても、心無いことを言われても、自分が納得できるまで色々な科を回ったり、検査をすることだと思います。



いつか必ず納得する、せざるを得なくなると思います。


でも、この病気は身体に異常がない痛みと言われていますが、あるとすれば『脳と心』だと思います。



私の場合心の治療は心療内科・精神科に通院してほぼ完治しています。



脳の治療は現在原因不明の疼痛専門医でその為に抗うつ薬と向精神薬と漢方を処方されています。



疼痛の主治医には身体表現性障害や線維筋痛症は『中枢機能障害性痛』と言う、脳が痛みを記憶してしまって、さらにそこに大きなストレスが加わり、痛みを増幅させてしまっている状態だと言われました。



抗うつ薬の種類によっては簡単に説明しますと、セロトニンという痛みを和らげる働きがある脳内物質を増やしてくれます。



それで痛みを記憶してしまっている脳にあまり痛くないんだよと上から塗り替えてあげることで、薬を飲まなくても再び脳が痛くない状態を記憶して、痛みの改善を図ります。



ですから、うつ症状の治療で飲んでいるわけではないということです。



しかし、激しい痛みからうつ病を発症してしまう方も沢山おられます。
逆にうつ病から痛みが出たという方もいます。



そういったことをきちんと説明してくれて、薬を処方してくれるお医者さんやもっと慢性疼痛の専門医が増えてくれればいいなと思います。