コロナ禍の2020年から、

毎週金曜日と日曜日に、

日頃お世話になっている

生活指導の先生のご指導の下、

元ギャンブル依存症、および、

元自閉症の男性と共に、

街角の清掃活動をさせて頂いてます。

 

2020年の2月に、

まず初めは他のお二人でスタートし、

ボクは2ヶ月後の4月から

参加させて頂く形で、

金曜日は新丸子〜武蔵小杉周辺、

日曜日には武蔵小杉〜元住吉周辺でと、

毎回4〜5時間、させて頂いてる。

そんな3人組、見かけたコトが

あるなぁという方も

いらっしゃると思いますが、

気軽にお声がけ頂ければ幸いです。

 

吸い殻や、空き缶、ペットボトル等の

ゴミが散乱しているスポットは

概ね決まってるワケですが、

「またこんなに散らかって!」と

不足に思うのではなく、

「今日もココをキレイに

させて頂けて、ありがたい」と捉える。

 

また、いつもトングと

45リットルのビニール袋を持って

廻らせて頂いてるのですが、

「このゴミも一緒にイイですか?」と、

弁当の空き箱などを

お持ち頂く方に遭遇することもある。

当初は、「自分のゴミくらい

自分で持って帰ればイイのに」と

内心思ったりもしていたけど、

今では広場等で捨て場所に

困ってる人のところに行って、

「宜しかったら、入れますか?」と、

ビニール袋を示したりする。

或いは住宅街などで、

雑草取りをされてる方を見かければ、

同じことをさせて頂く。

それで、その人達と

会話が生まれたりするので、

人見知りな自分には、

いいキッカケになったりする。

 

毎回毎回、3人がかりで、

45リットルのゴミ袋いっぱいに

ゴミを回収させて頂く中、

「昔はこんなにマナー悪くなかった」と

嘆く方が散見される。

往々にして、昔とは、

古き良き昭和時代を

指してると思われますが、

その昭和時代を殊更に

美化する気にはなれない。

 

それこそ昔は、空き缶や

タバコの吸い殻、ガム等の

ポイ捨てが当たり前だったし、

山手線でタバコを吸っていた人も

いたぐらいなのです。

 

昭和時代の最初の3分の1は戦争の時代、

それが終わると戦後の後始末と学園闘争、

そして低成長時代とバブルという形で、

ボクはその最中に生まれ、

子ども時代を過ごした。

今から見れば大らかな時代だったと

思いますが、自分の頭で考えることを

放棄させた、また諦めた人ばかりになり、

ボクもそんな中の

ひとりでもありました。

 

1979年、サザンオールスターズとYMOが、

翌年には佐野元春と松田聖子が

それぞれ同じ年にデビューし、

ロックバンドに拡大したRCサクセションの

日比谷野音でのライヴ、

また大瀧詠一『A LONG VACATION』が出て、

しかも大瀧詠一 - 松本隆 - 松田聖子という

奇跡のトライアングル‥という、

あんな体験だけは、二度と出来ないし、

唯一、他の世代に誇れる出来事ではある。