1. You're a Big Boy Now
(John Sebastian)
2. Lonely (Amy's Theme)
(John Sebastian)
3. Wash Her Away (From the Discotheque)
(John Sebastian)
4. Kite Chase
(John Sebastian)
5. Try and Be Happy
(John Sebastian)
6. Peep Show Percussion
(John Sebastian)
7. Girl, Beautiful Girl (Barbara's Theme)
(John Sebastian)
8. Darling Be Home Soon
(John Sebastian)
9. Dixieland Big Boy
(John Sebastian)
10. Letter to Barbara
(John Sebastian)
11. Barbara's Theme [From the Discotheque]
(John Sebastian)
12. Miss Thing's Thang
(John Sebastian)
13. March
(John Sebastian)
14. Finale
(John Sebastian)
Originally Released May, 1967
Produced by Erik Jacobsen
Francis Ford Coppolaといえば、『ゴッドファーザー』に
『地獄の黙示録』と、大作を世に送り出した、
言わずと知れたハリウッド映画の巨匠ですが、
そんな人だからこそ、「こんな時代もあったのね」という
話が成立する。
「こんな時代もあったのね」という話題が成立するためには、
ある程度功成り名を遂げていなければならない。
『大人になれば‥』という1966年の青春映画は、
いわばコッポラの恥ずかしい時代の作品だ。
日本未公開のこの映画を捨て置けないのは、
『陽当たり良好』とか『みゆき』といった
一昔前のあだち充の青春マンガにリアルタイムで
接したからだと思う。
というか、コッポラのこの映画がまずあって、
『みゆき』なり、宮本輝の『青が散る』が成立したわけで、
昭和40年代以降に生まれた人なら、
なお大好きな話だと思うんだ。
よくよく考えれば、『卒業』だって、
あだち充路線の映画だもんなぁ。
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アニメ『みゆき』の主題歌は、H2Oの
「想い出がいっぱい」でしたが、こちらコッポラの
青春映画の音楽は、The Lovin' Spoonfulの
John Sebastianが担当。
Bob DylanでもThe Rolling Stonesでも、
Herbie Hancockでもなく、The Lovin' Spoonful‥
こういう微妙な人選も、青春映画には大事だと思うんだ。
とはいえ、コッポラがプロデュースした
ルーカスのデビュー作『アメリカン・グラフィティ』は、
1950年代から60年代初めに掛けてのオールディーズを
散りばめ、The Beach BoysのAll Summer Longで
終るというニクい演出をしていたわけで、
この分野に関しては、ルーカスの方が一枚上だった。