1. Wiggle Wiggle
(Bob Dylan)
2. Under the Red Sky
(Bob Dylan)
3. Unbelievable
(Bob Dylan)
4. Born in Time
(Bob Dylan)
5. T.V. Talkin' Song
(Bob Dylan)
6. 10,000 Men
(Bob Dylan)
7. 2 × 2
(Bob Dylan)
8. God Knows
(Bob Dylan)
9. Handy Dandy
(Bob Dylan)
10. Cat's in the Well
(Bob Dylan)

Originally Released Sep. 10, 1990
Produced by Jack Frost, Don Was and David Was

1988年、Traveling Wilburysという
謎の覆面バンドが現れた。
程なくしてそれは、George Harrison、Jeff Lynne、
Roy Orbison、Tom Petty、そしてBob Dylanから成る
スーパー・バンドであることが判明した。

88年10月に最初のアルバムをリリースしたが、
直後にRoy Orbisonが急逝して、活動は一旦ぽしゃるが、
今度はRunawayのヒットで有名なDel Shannonを
抱き込んで、2枚目のアルバムを作ることにした。
が、その製作中にシャノンが急逝し、
残された4人だけで、それを完成させた。

余談ながら、Roy OrbisonとDel Shannonは、
1963年、ブレイク間もないThe Beatlesとイギリスで
ツアーを行い、Del Shannonは本国アメリカに
その熱気を紹介したミュージシャンである。
(The Beatlesの曲を最初にカヴァした
アメリカのミュージシャンでもある)

 

Under the Red Sky Under the Red Sky
 
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このアルバムの2曲目、アルバム・タイトル曲で、
オルガンのAl Kooperとともに、George Harrisonが
スライド・ギターでゲスト参加している。
Traveling Wilburysの流れから、声を掛けたのだろう。
My Sweet Roadからちっとも変っていなくて、
何だか安心する。

アルバムは、Daniel Lanoisと制作した
前作の余波を引き継ぐ、エッジの効いた
Wiggle Wiggleで始まるが、
すぐに「あれ、どこかで聴いたことがあるぞ」という
流れになる。

様々なミュージシャンがゲスト参加している本作だけど、
My Sweet Roadから変らないGeorge Harrison、
Like a Rollin' Stoneから変らないAl Kooperが、
聴きどころといえば聴きどころである。