1. Highway 61 Revisited
(Bob Dylan)
2. Maggie's Farm
(Bob Dylan)
3. I and I
(Bob Dylan)
4. License to Kill
(Bob Dylan)
5. It Ain't Me, Babe
(Bob Dylan)
6. Tangled Up in Blue
(Bob Dylan)
7. Masters of War
(Bob Dylan)
8. Ballad of a Thin Man
(Bob Dylan)
9. Girl from the North Country
(Bob Dylan)
10. Tombstone Blues
(Bob Dylan)

Originally Released Nov. 29, 1984
Produced by Glyn Johns

Art Blakeyの『バードランドの夜』を振り出しに、
ライヴ・アルバムというのは、家庭用ヴィデオが
普及する以前ならではのフォーマットだった。

ヴィデオが普及し、MTVでPVが観られ、
ましてや地球の裏側の最新ライヴが、
YouTubeに上がる状況になった今となっては、
わざわざライヴ・アルバムを買う必然性が感じられないし、
ミュージシャンも、わざわざ作る気にならないだろう。

例えばこの1984年のディランのライヴ盤。
同年7月に行われた欧州ツアーから、
ニューキャッスルとロンドン、ダブリンでの
演奏を収めたものだが、今ならサンタナが
ゲスト参加したニューキャッスルの演奏の全貌、
もしくはその一部がネットに上がることになろう。

 

Real Live Real Live
 
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何をもってリアルというのか分からないが、
Real Liveというタイトルがつけられている。

バンドにはMick TaylorとIan McLaganがい、
(この時点での)ちょっと前のストーンズで
お馴染みの顔ぶれが脇を固めると同時に、
ラストのTombstone BluesにはCarlos Santanaが
ゲスト参加している。
この構図は、ちょっと前のストーンズのライヴで、
Midnight Ramblerになると呼ばれる
Mick Taylorに近い。

それにしても、サンタナにしろテイラーにしろ、
馬鹿テクを何の臆面もなくぶちかますのが
当然と思われていた、1980年代という時代を、
まさかディランのライヴ盤で思い出すことになろうとは。