1. Undercover of the Night
(Mick Jagger/Keith Richards)
2. She Was Hot
(Mick Jagger/Keith Richards)
3. Tie You Up (The Pain of Love)
(Mick Jagger/Keith Richards)
4. Wanna Hold You
(Mick Jagger/Keith Richards)
5. Feel On Baby
(Mick Jagger/Keith Richards)
6. Too Much Blood
(Mick Jagger/Keith Richards)
7. Pretty Beat Up
(Mick Jagger/Keith Richards/Ronnie Wood)
8. Too Tough
(Mick Jagger/Keith Richards)
9. All the Way Down
(Mick Jagger/Keith Richards)
10. It Must Be Hell
(Mick Jagger/Keith Richards)
Originally Released Nov. 7, 1983
Produced by The Glimmer Twins and Chris Kimsey
81年のアルバムTattoo Youがアウトテイク集で
済まされた時に、既に予兆があったのかもしれない。
80年代以降、Mick JaggerとKeith Richardsが
冷戦状態にあったことは、よく知られている。
時代に取り残されないよう、新しいスタイルを
積極的に取り入れていくべきだというミックと、
自分達のルーツを忘れるべきではないというキース。
ミックが85年にソロ・アルバムShe's the Boss、
87年にも2枚目となるPrimitive Coolを
発表したことにキースは激怒。
60年代のMiles DavisとTeo Maceroよろしく、
口も利かなけりゃ目も合わせない状態が長らく続いた。
88年にミックが2枚目のアルバムを引っ提げて
単身来日した時、表向きは歓迎しつつも、
微妙な空気があったことは、今でも覚えている。
結局日本でストーンズを拝めるには、
更に2年も待たされることになる。
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Undercover
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83年のUndercoverは、ミックとキースの
綱引きが開始されたアルバム。
83年といえば、Madonnaのデビュー・アルバムが
発売された年であり、宇宙一売れたアルバム‥
Michael JacksonのThrillerが発売された翌年。
12月にはYMOが、日本武道館で散開ライヴツアーの
最後のステージに立った年でもありますね。
そのYMOとの仮想共演という図式も成り立つ
Undercover of the Night、
"曲のテンポは俺が決める"キースのギターがカッコいい
She Was Hotの冒頭2連発が、
ミックとキースの綱引きをよく表しているが、
よくよく聴けばこのアルバムは、ミックとSly and Robbieの
共演に、ストーンズのメンバーが我慢強く付き合っただけ
という構図になっているのだった。