久々にほっとする映画を見ました。
ファンタジーではなく、児童文学。大人にも立ち帰る所を示してくれる、お話。
ROTRも好きです。ハリーポッターも、いいかな。
ただ、闇との対比、対峙が強烈なものではなく、闇の理論なんてモノも見せず、ただ、大事な物を見つけて、それに支えられ、それを支える物語。
長子の責任感に縛られて、それに反発しがちな弟に威圧的になりがちなピーター、
一方的な兄の物言いに鬱屈するエドモン、
調整しようとして自身が神経質になるスーザン、
天真爛漫で一番正直なルーシー。
エドモンを持て余しながら救出することを選ぶ兄弟、
反発していたのに、兄を助ける為に魔女を討とうとするエドモン。
鬱屈した中に、埋もれて気付かなかった「大事さ」見つけていくこと…
アスラン、という存在に助けられて、けれど戦争を背景に荒んでいた兄弟が再生していくのは彼ら自身の力で、ルーシーという純粋さを素直に持ったままだった末っ子のお陰でもあり。
目先の好き嫌いではなく、自分が、本当に失いたくないもの。大事にしたいもの。
それを思い起こすのに、力をくれるのはこの映画だと思います。
個人的には、アスランの声が、と~ってもお気に入り。
シンドラーをやってた人だったとは。落ち着きと説得力と、力強さを持っていても押し付けがましさがない、よい声でした。
吹き替え版は津嘉山氏だとか。ぴったりです。
白い魔女…年齢みたら、ほんと、魔女かもしれない。なんて思ってしまいました。
細い所為もあるでしょうけど、しわもたるみもない肌。剣を手にした時の動きも綺麗~。
威厳と冷酷さを同時に兼ね備えた美女。
今の時代を生きるには、ある意味白い魔女の要素があると強いよね、と思いつつ。
世界中の子供に恐れられるかもしれない、という恐れを承知で演じた女優魂に拍手。
悪役でもおどろおどろしさがない所は、本当に、小さな子供にも見れる良質の映画なんじゃないかな、と思いました。