だれも書かない★ニューヨーク1%未満★ のRumiさん
が書かれた本。
読んでからだいぶ時間が経ってしまいましたが、改めて御紹介。
もしかしたら、読む人を選ぶのかな、とも思う本です。
この本が間口が狭いとか、そういう意味じゃありません。
むしろ間口は広い…というか、新しいんでしょうか?
表紙にGiving,とあるように、ボランティアや寄付について書かれているのですが、
さすが、ファッション誌に長年携わり、今も寄稿を続けているだけあってRumiさんはキャッチーでスタイリッシュな(語彙のセンスがないなぁ…)文章を書くことが出来る人です。
ただ、キャッチーでスタイリッシュ、というのがボランティアに結びつくと、
=軽薄、と見る向きも多い…
という意味で。
でも、逆に言えばボランティアに興味がないと思われている層に読ませることのできる人、
広告塔としての自分の価値を理解して徹することのできる人。
というのが私の印象。
これはNY流だからおしゃれであるとか、先端であるとか、そういうものではなく、
むしろごくごく昔からあるオーソドックスな、
欧米流の<衣食を足りて礼節を知る>人たちのことを書いている、と言ってもいいんじゃないかしらん?
とも思える内容。
ただ単に紹介ではなく、身をもって体験し、体得したものを書いていると言う意味では全然オーソドックスじゃありません。
そういう意味では新鮮。まったく知らないNYの一面でもある訳です。
ボランティア、チャリティーはこうあるべき、という先入観を払って素直に読むと、
いろんな見方・感じ方・見せ方があって、
オーソドックスと言うものはつまらなかったり古かったりするものではなく、
人を不快にさせずに自己を表現する為の大事な技術であって、
つまらないのは様式の中にはめ込むと剥がれてしまう程度の、鍍金を施した個人の方である…
なんてことまで考えることができる本でした。