中古、格安レコードを買うようになってからだいぶたちますが、店の特徴も大体わかってきて、めぼしいものがないかと巡回する店も4軒ほどに絞られてきた。
先日そんな店の一つに行って何かないかと探していたら、カーペンターズのレコードがあった。
どこの中古屋さんに行っても、カーペンターズのレコードは多い。
多いってことは、昔買った人も多いってことを示しているし、中古品を買っていく人が少ないってことを示しているとも言える。
中古屋やたら多いなあ、、、と思うのは、
チェッカーズ、
ポールモーリア、
カラヤン
あたり。昔の人気と、今の人気の差が大きな人なのかもしれない。
で、カーペンターズもけっこう多いので、多いとなかなか買う気になれない、、、、そんな感じだった。
でも、今回は割ときれいなレコードが税込み220円で出ていた。
これまで、110円でも買う気にならなかったのだけれど、今回は何故か、カレン・カーペンターの歌声が聞こえてくるようで、気が付いたらレジでお金を払っていた。
家に帰って再確認すると、盤面にちょっと傷がある。パチパチいうかな、、、ちょっと心配。
しっかり洗って、よく見ると
普通レコードってのは
ところがこのレコードは、
え?どういうことだろう???
まあとにかく聴いてみるか、、、傷の影響がなければよいが、、、、
A面
1曲目のSing 2曲目 マスカレード 5曲目 ジャンバラヤ(好きな曲)
と、馴染みの曲が続く。雑音もなくOK!
さて、問題のB面、
謎が解けた。(金田一君みたいですが、私が知らなかっただけです)
B面は、一曲目のYesterday Once Moreと最後のYesterday Once More/Repriseの間に、主に1960年代前半以前のヒット曲8曲が挟まれている構成なのでした。
Yesterday Once Moreは大好きな曲で、ラジオなんかでもよく流れる。けれども、B面を通しで聴いたことはあったかもしれないが、忘れてた。
そもそも、Yesterday Once Moreは歌詞がいい。
When I was young I'd listen to the radio....
ここからして、なんか私のことを歌っているようなんですが、、、
Waitin' for my favorite songs (そうそう、私もそうだった、、、)
そして、
Every Sha-la-la-la
Every Wo-o Wo-w
シャラララやウォウウォウは、アメリカンポップスには必須のアイテム。
挟まれた曲は、
ビーチボーイズの「ファンファンファン」
スキーターディヴィスその他たくさんの歌手が歌ってる、「この世の果てまで」
黒人ガールズグループ、クリスタルズの「ダ・ドゥー・ロン・ロン」
ジャンとディーンの「デッドマンズカーブ」
シェリー・フェブレーの「ジョニー・エンジェル」、、、、You're an Angel to me~♪
いやあ、こりゃもう グッときますな。
次はボビー・ヴィーのヒット曲「燃ゆる瞳」
そして、ルビー・アンド・ロマンティックスの「燃ゆる初恋」へえ、瞳が燃えれば初恋も燃えるか。
燃える初恋は、いまではOur day Will Comeの英題で呼ばれることが多いなあ。
昔は、夜が更けたり、悲しきナントカとか、日本語タイトルを付けてました。
最後の8曲目は、シフォンズの「ワン・ファイン・デイ」
どれも馴染みの曲ですが、驚くべきは、カーペンターズ、、、歌うまい!!!
カレンの声がいい!!!
さがしたら、B面丸っと収録されたのがYoutubeにあったので貼っておきます。
いやあ、220円でいい買い物しました。