前回の記事で「https://ameblo.jp/donmin0929」でん?となった方はお察しください。

 

ヤンデレな妹に襲われている一匹のバンディクーであるオイラは

とうとう、妹に遭遇し、捕まってしまっていたのだ。

 

「ちょっと!どこへ連れて行くツモリなんだ!?離して!」

「もうなにを言っているの?察しの良いお兄ちゃんならどこへいくかはわかるでしょ?さすがワタシのお兄ちゃん」

 

「な、なんのことを言っているんだ!わ、分かるわけがないだろうに…」

「フフフ、まぁ、分からなくともいいんだけどね。そうそう、お兄ちゃんには

ちょっとびっくりしちゃうことかもしれないの」

「なんだよ……」

「フフフ、今日はね、ワタシとお兄ちゃんは結婚しちゃいます!!」

「…は?」

 

冷たい空気が流れ、暫くの沈黙の後…。

「おい、ココ。なにを変なこと言っているのだ。結婚?なにを言っている。

大体オイラとココは血が繋がっているんだぞ?結婚なんてできっこないよ!」

「お兄ちゃんはにわかだから仕方が無いんだけど、実はできちゃうわけよ。

ワタシの愛する人はお兄ちゃんだったの。でもそんなお兄ちゃんがワタシじゃなくて

べーつの女の人にハートを持っていこうとしていたからワタシが助けてあげたの。」

「そ、そんなことしなくたっていいのに!」

「なにを言っているの?とまぁ、こんな御託はよしとして、早速結婚式の準備をしましょか。」

「待て待て!まだプロポーズすらもしてないのにんなこと始めるな!」

「お兄ちゃんはわかっていないみたいだけど、それはもう終わったのよ?

あとはワタシと結ばれる…だけ!」

「ムチャクチャじゃないか」

 

ココは頭の回転が早いのかしてオイラの言ったことを淡々と返していた。

どうやら結婚式会場まで用意してあるだなんて…。

ココは可愛くて、頭もいいけど、愛情を掴んだ今は更に加速したかのように

準備万端にしていた。

 

 

すると、もう既にココは新婦になったかのように、ウェディングドレスに

着替えていた。しかし、頭に冠、青色のドレス…。

これはモーターワールドの「ハッピーエバーファースター」の売店で売っていた

花曲り姫のドレスの衣装だった。

そんな姿は可愛いが、やはりこのまま強制的に結婚させられてしまうのかと思うオイラであった。

しかし、ここで負けてしまっては正義のヒーローとしてはだめなのでオイラはココに

 

「ココ、やっぱり結婚は別の人にするべきだ。いくらオイラが新郎だなんて…」

「なにを言っているの?早く着替えて!ワタシは楽しみにしているよ!」

「兄としては悪いけど、ここから出て行くよ。こんなのおかしいのだ」

「逃げる?逃げれないよ?なに言っているの?ワタシと結婚をしない限りは

お兄ちゃんを自由にしないから!」

 

ココがそういうと、会場の扉すべてが固く閉ざされた。

どうやらこの式場はシステムが強化されていたようだ。どんだけハイテクなんだ?!

 

「そ、そんな…。」

「さっ、諦めて結婚式をしましょ♪」

 

…オイラはこのまま妹と結婚してしまうのか?!つづく!