秋田県の木村酒造さんの「角右衛門(かくえもん) 純米吟醸 青ラベル」。

税抜2,800円。

 

 

ワタクシは東北に住んでいた頃、この酒蔵の大ファンでした。

 

仙台の日本酒番長、カネタケ青木酒店さんに行くと、福小町と角右衛門の両方のブランド、ほぼ全ての種類の一升瓶が購入できました。

特に福小町のおいしさといったら。。。

 

当時、淡麗でキレの良い宮城の酒に比べ、秋田の酒は華やかでお米の旨味が強く、その美味しさが、きれいで旨いっちゃ(仙台弁)、と驚いた記憶があります。

 

そしてこの角右衛門。

 

お米というより麹の旨味を感じます。

クセがあるのだけど、その味のフックがとても心地よい、そんな酒。

今回、初めて訪れた酒屋さんで購入した3本の日本酒の中で、実はこちらがダントツに好み。

 

 

東京で、量販スーパーのオーケーストアの酒売り場で、福小町の四合瓶を見つけ「まさか!おおーっ!」となって、喜びいさんで購入したのはいいけれど、その味たるや。。。

仙台で愛しんで飲んだあの福小町の面影もありませんでした。

ホワイなぜに?(永ちゃん風に)

 

あの頃のあなたはもういない。

それ以来、敬遠していた木村酒造さん。

 

でも、実はあの頃のフックのある酒は福小町ではなく、昔の名前(角右衛門)で残っていたんですね。。。

昔の名前のあなたは今も生きている。

 

酒の肴は東北っぽい感じで、ほやときゅうりの酢の物。

 

 

ほやは夏の味なのですが、新潟から直送の魚屋さんにほやのむき身が売っていたので、買わずにはいられませんでした。

うちのダンナくんは苦手なようですが、時々食べたくなる味です。

 

 

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