緊急事態宣言下で、酒が飲めない「鮨屋」体験をしました。

酒が飲める年齢になってから幾星霜。以来はじめての酒なし鮨でした。

 

西荻窪「鮨たなか」さん。1ヶ月ぶりの今回は時間制限ありですが、もちろんお酒も飲めます。

 

最初は冷たいビールから。

肴は、いさきのお刺し身からスタート。

キトキトじゃなくて、少し熟成したねっとりもちもちの食感。

アジ。香味野菜と、たくわんをまぜてさっぱりと。

トコブシの蒸したもの。横っちょの肝を見てください。もう、日本酒開始のベルがガンガン鳴ってます。

先月も「肝」的な一品料理に、あわせる飲み物がお茶しかないという状況に陥り、店中のお客さんが「なんとかならんのか?」と。

そして、「なんどもならないんだ」というホゾを噛み締めた記憶が。。

 

「何でもないような事がぁ、幸せだった」と思いながら、静岡「喜久酔」純米酒と旨い肴を交互にしみじみ味わいます。

ハイ、虎舞竜の「ロード」からでございます。

 

こちらのお寿司屋さんは、最初に旬の一品料理を何品か頂き、頃合いをみはからって、大将が「そろそろ握りますか?」と。そこからお寿司のおまかせで10品〜12品ぐらいが続きます。

 

だた、いつもお寿司の途中でお腹がいっぱいになってしまい、最後までいきつけません。

他のお客さんが、卵やあなごなどを食べているのを羨ましく横目で眺めるだけ。

その話をすると「寿司の食べ方にルールなんてないんですよ。なんでもいいんです。」とほがらかな大将。

 

そして記念すべき、逆走寿司。

 

始まりは、最後にでてくる2種の卵焼きから。泉州の水なすの塩漬けと一緒に。

説明しよう!逆走寿司とは、いつもの寿司の順番を反対から。つまり最後から先頭に向かってお寿司が出てくるのだ。

 

待望のあなごは2種類。塩とわさびの「白いあなご」と、タレのきいた「つめつきの茶色いあなご」。

特に白いあなごはびっくりするぐらいさっぱりして美味い〜!

今日は良い調子だ〜!と、いい感じで逆走寿司を食べ進めていったのですが、まきえび、マグロ2種を食べたところで、お腹がいっぱいに。今日も、無念のコースアウトです。

他のお客さんのお皿を見ていると、どうやら折返し地点(22キロ地点ほど?)だったよう。

年のせいで、酒は飲めるのですが、食が細くなってしまい、我々はフルマラソンは無理のよう。

ハーフマラソンがちょうどでした。

 

久しぶりに、美味しいお寿司とお酒、テッパンの夏の味を堪能しました。

 

 

先月の「鮨たなか」さんの訪問記事はこちら♪

酒のない寿司屋で、酒のありがたさを心に刻め